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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

成長のためにも試合数が少ないクラブから移るべきかな問題

公開:2018年6月 6日 更新:2018年6月 7日

キーワード:ケガコーチ子育て少年団指導故障移籍街クラブ

■子どもたちを伸ばすためにはハングリーな状態にしておくこと

三つめです。

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※写真はサカイクキャンプのものです。 質問者及び質問内容とは関係ありません。

「サッカーが楽しければいいよ」と心から思えているでしょうか?
「子どもたちが不満を言ってこない限りは今のクラブで続けたい」と書かれていますが、その不満がフェアなのか、正しい言い分なのかを見定めるのが親の役目です。

「今のままだと試合数の少なさに文句を言う子どもも出てくる」とありますが、それって実は子どもではなくて「親」ではありませんか?

すべて子どもの言い分通りに運営する必要はありません。もし、「もっと試合をしたい」と言われたら、「今君たちに大事なことはこういうことだよ」と言ってあげてください。

そもそも、もう少ししたい、と感じるところでとどめておく。少しハングリーになる状態にしておく。そのほうが、次に練習や試合に取り組むとき、とても集中してできるはずです。

親御さんが肩の力を抜いてください。

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は、ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)。
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文:島沢優子

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