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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
敗戦後に「ざまあみろ」と言ったコーチに預けていいのか問題
公開:2019年3月22日 更新:2019年3月28日
■今は気づいていなくても、二つの価値観の中で苦しむ可能性
これは、いま問題になっている「体罰」と似ています。
どこからどこまでが体罰なの? 軽いものはOKなの? 重くなるとダメだよね......。
これと、コーチによる選手への理不尽な扱いは同じです。練習中の暴言はOK? でも、SNSの書き込みや「ざまあみろ」はいくらなんでも......。
結局、少しでも許してはいけないのです。
少年サッカーに、理不尽は必要ありません。理不尽を見極める力こそが必要であって、それに耐えることを「学び」にするのはおかしい。試合に出続けていても、理不尽な状況に目をつぶらないでほしいと私は思います。
特に、大人の矛盾を受け流すことの難しい純粋な子どもは、自分では気づいていなくても、二つの価値観のなかで苦しむことになります。
もしかしたら、息子さんの態度や言動になんか心配な点があるのではないでしょうか? 純粋にサッカーを楽しんで帰ってきているのなら、よいのですが......。
中学生以降は、ぜひ以下のことを考えてみてください。
1.保護者は、わが子がコーチに目をかけられているとか、評価されていないのではないかといったことにとらわれないこと。
2.ダブルバインドにならないよう、子どもと価値観を共有する。楽しくサッカーができているか、前向きに取り組めているかを本人に尋ねてあげること。
3.サッカーをしてどうなりたいのか。そのためにどんな環境でやりたいのか。本人と話し合う。
読者の皆様にはこのご相談から、少年サッカーの試合に出る、出ないの問題や、親の性(さが)を考えていただければと思います。
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