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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
伸びないわが子にイライラ。罵倒したママの問題
公開:2019年4月11日 更新:2019年4月15日
■子どもが伸びるためのガソリンとなるもの
四つ目が大事です。
「結果や出来栄えではなく、プロセスを見る」
悠々とわが子を見守っている人ほど、その子のもつ個性や能力を伸ばしています。結果ではなく、過程を見てあげましょう。
「よく頑張ったね」
「よく走ったね」
「こんなにサッカーが好きなんだね。素晴らしいね」
結果よりもプロセスをみてあげることは、脳科学的にも子どもの意欲を引き出すと言われます。つまり、意欲とエネルギーこそが、子どもが伸びるガソリンなのです。
以上、四つの修正点を踏まえ、ご自分の「子育てベクトル」がどうなっているのかを今一度見つめ直してみましょう。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
文:島沢優子
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