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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

少年サッカーの移籍は基本よろしくないのか問題

公開:2019年5月 1日 更新:2019年5月 2日

キーワード:GKゴールキーパードイツ保護者内発的動機づけ外発的動機づけ指導者移籍

■「逃げ」ではなく「避難」することも大事

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サッカーを継続する土台を作るのがジュニア年代。「楽しい」という内発的動機付けにかなうものはないのです(写真はサカイクキャンプ。ご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

最後にご相談者様のお話に戻りましょう。

「逃げ」ではなく「避難」だと思って移籍を決意した、という部分は、共感できます。

移籍理由を話したのは、想像でしかありませんが、チームにとっては単なるクレームに思えたことでしょう。

もう小学5年生です。お子さんに、チームを辞めますと自分で言いに行かせるべきだったと思います。その後、親御さんが理由を聞かれたら「子ども意思なので、こちらから話すことはありません」と言って、お世話になった感謝を伝えるだけで良かったかもしれません。

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。

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文:島沢優子

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