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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
人手不足で3学年一緒の活動に。チーム混乱の少年団をやめるべきか問題
公開:2020年1月15日
■小児科の心理医が教える子どものストレスケア
もうひとつ、お母さんにしてほしいのは、お子さんのケアです。
楽しいはずのサッカーが、練習後に泣いてしまうほど彼に取ってストレスになっています。ですが、ここはひとつの学びの機会ともとらえられます。
「下級生がふざけてちゃんとやってくれない」
息子さんが、沈んで低い小さい声で言ったら、同じように小さな低い沈んだ声で「そうかあ。ちゃんとやってくれないのが悲しいんだね」と共感してあげてください。
息子さんが、怒ってプンプンしながら言ったのなら、お母さんも「そうなの? それは怒っちゃうね。ちゃんとしてくれなかったら怒っちゃうね」と。あくまでも、お子さんが言ってきた同じ声の高さ、大きさで返すといいでしょう。
そうすると、共感してもらっていることが伝わりやすいそうです。最近、小児科の心理医の先生から直接お聞きしたアイデアです。自分のこころに親が寄り添ってくれることが伝わると、子どもはそれだけで安心します。安心すると、エネルギーが湧いてきます。
肝心なのは、そのエネルギーをどう使うかです。
「でもさ、君も1年生くらいのときはおサルさんみたいだったよ。お母さんの言うこと、全然聞いてくれなかったよ」
下級生ではまだ自己認知力が育っていないので、自分がどうあったかなど憶えてもいないし、省みてもいません。
そこを知らせたうえで「どうしたら、みんなで楽しくサッカーができるか、みんなで考えてごらんよ」と伝えましょう。
ただし、息子さんがそんな学びを獲得するには、そこに見守る大人が必要です。コーチに話してみてください。
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