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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
コーチが否定してばかりのせいか自信を無くす息子。移籍したほうがいいのか問題
公開:2020年4月 8日 更新:2020年6月11日
■コーチに否定された分を埋めるために親がポジティブな空気を出そう
でも、言葉に出さなくても、そんな気持ちを持ってチームでやっていくことはできるでしょう。
彼は大丈夫。
なぜなら、きちんと子育ての本質を理解しているお母さんがついている。どんな大人に出会っても、家庭が安全基地で、お母さんがちゃんと話を聞いてくれればやっていけます。大きくなって「あのコーチ、ヤバかったねえ」とか「でも、途中でちょっと変わったよね」なんて言えるといいですね。
お母さんはあまり先回りせず、笑顔で接する。コーチが否定したマイナス分を埋めるにあまりあるポジティブな空気で、お子さんを包んであげてください。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
文:島沢優子
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