- サカイク
- 連載
- 蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
- 出場機会を均等にしてほしいけど親は黙っていたほうがいいのか問題
蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
出場機会を均等にしてほしいけど親は黙っていたほうがいいのか問題
公開:2020年8月19日
■中学に入るまではなるべく楽しめるようにサポートしてあげること
11歳なのですでに上級生です。サッカーを遊びだととらえて、息子さんが中学生になるまでなるべく楽しめるようサポートしてあげてください。ゲーム形式の練習をたくさん行うスクールに通うことも一考です。国内でも海外でも、好きなチームの試合を親子でオンラインやテレビで一緒に観てもいいでしょう。
試合に出られないことが、ダメだ、情けない。試合に出られないから上達しない。そんなネガティブな事柄を発信しないほうがいいです。試合に出られず一番残念なのも、焦っているのも息子さん本人です。子どもは親が思っている以上に、いろんなことを感じているし考えてもいます。
試合以外の練習でサッカーを楽しむ。ミニゲームや紅白戦を目いっぱい楽しむ。
そんな姿がお母さんはとても誇らしい。そんなことを伝えましょう。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
文:島沢優子
募集中サカイクイベント
関連記事
蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~コンテンツ一覧へ(191件)
コメント
- サカイク
- 連載
- 蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
- 出場機会を均等にしてほしいけど親は黙っていたほうがいいのか問題