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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
子どもが次々辞めていくためコーチが病んでしまい困っている問題
公開:2021年6月 9日 更新:2021年7月 1日
■幼くても自分の進路は自分で決めさせること
最後の三つめ。
とはいえ、最後はお子さんに判断させましょう。この連載でいつも話すように、どんなに小さくても自分が進む道は、自分で決めさせなくてはいけません。子どもの意思を尊重してください。そうせずに親御さんが決めてしまうと、上手くいかないときにその道を指図した親のせいにしてしまいます。
お母さんにとって悩ましくはありますが、ここを親子でたくさん悩んで考えることができれば、必ず次のステップに繋がります。
子どもも、大人も、悩んでいるときは、成長している時間なのですから。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
文:島沢優子
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