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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
Jクラブで仲間に見下される息子に自信を取り戻してほしい問題
公開:2021年7月21日
■子どもにどんな声掛けをしたらいいか
三つめ。子離れするための策を伝えます。
「自信をなくし自分の思うプレーができない息子に、どのような声かけをしたらいいのか?」とあります。が、親の声掛けでサッカーが上手くなるなら、私も教えてほしいです。
サッカーのことは何も言わないこと。
過去のことを謝って「もう何も言わないように努力するね」と約束をしましょう。練習や試合から帰ってきたら、「今日、楽しかった?」と尋ねてください。笑顔で、美味しいごはんをつくって、早寝早起きをさせましょう。家庭が安全基地になりさえすれば、息子さんは勝手にサッカーで成長します。
そのあたりのことは、私のこの連載を最初から読んでいけばよく理解できるはずです。そして、本を読むなどして子育てのことをもっと勉強しましょう。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
文:島沢優子
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