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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~

試合に呼ばれない息子にイライラして当たってしまいます問題

公開:2022年12月21日

キーワード:やる気サッカーの理解サッカー脳トレーニング自主練試合

■アドバイス③ 自分が育てられた教育や子育てを踏襲していいのか、新たな学びが必要

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(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

 

三つめ。子育て受難の時代です。私たちが受けた教育や子育てが、子どもを成長させるものかどうかを検証する必要があります。

今までは、レギュラーか補欠かといった競争に子どもをさらし勝ち抜かせていく。子どもを圧迫して発奮させる。それがひとつの教育とされていました。しかし、自分もそういうふうに育てられたからと、同じ子育てを踏襲してはいけません。新たな学びを入れる必要があります。

以下に三冊の本を紹介します。参考にしてみてください。

 

①『子どもが伸びる「待ち上手」な親の習慣』(庄子寛之著/青春出版社)

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公立小学校の現役教師が書いた本。「子どもを伸ばす親には、待ち上手という共通項があった」と話しています。副題の「イライラしない親は子どものどこを見ているのか」でもわかるように、イライラせずに子どもを見守るコツが書かれています。お母さんの疑問に答えてくれる本だと思います。

 

②『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(島沢優子著/文藝春秋)

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拙書です。子どもにスポーツをさせている親の実態と、毒親にならないためにどうすればよいのかを書いています。

 

③『高学歴親という病』(成田奈緒子著/講談社+α新書) ※2023年1月20日発売

私に、子どもに共感してもいいけれど、同化してはいけないと教えてくれた小児脳科学者の本です。

高学歴親と標榜されていますが、日本の学歴偏重社会で歪みがちな子育てを考え直せる本です。

 

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島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)。
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