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サカイクおすすめ!自主練グッズ特集
サッカーがうまくなるためにはどうすればいい?中村憲剛さんに聞いてみた!まとめ
公開:2022年7月13日 更新:2022年10月17日
「チームの練習以外でも練習したい」「もっとうまくなりたい」と考えている選手は多いのではないでしょうか。これまでの「KENGOアカデミー」の連載から、中村憲剛さんに聞いたサッカーが上手くなるためのポイントについてまとめてみました。憲剛さんはどのようなことを意識しながらプレーしているのでしょうか。夏休みの自主練にも活かせるポイントなのでぜひ参考にしてください。
質問:トラップするときに、どんなことを心掛けていますか?
トラップは、サッカーのすべてのプレーの出発点となるプレーであり、ポジションに関係なく重要なものです。トラップをするときに憲剛さんはどのようなことを心がけているのでしょうか。
憲剛さん:まずはボールを優しく受け止めること。そして、リラックス
トラップをするときは、以下の3つのコツを意識することが大切です。
・ボールを優しく受け止める
・軸足を浮かせ、身体を無重力状態にする
・身体をリラックスさせる
ボールをトラップするとき、ボールに対して単純に足を出してしまうとボールが跳ねるため、身体から離れてしまいます。ボールを自分の足元にしっかりと止めるためにも、まずはボールが反発しないように優しく受け止めるイメージを持つようにしましょう。
また、軸足を少しだけ浮かせ、身体を無重力状態にすることもポイントです。トラップをするとき、片方の足は地面に着いた状態となります。しかし、足が地面に着いていると、身体が倒れないようにバランスを取るため、ボールスピードをうまく吸収することができません。そのため、トラップする瞬間はほんの少しだけ軸足を浮かせて無重力状態を作るようにしましょう。
トラップをするときは、何よりも身体をリラックスさせることが大切です。緊張していると、身体も硬くなるため、ボールを優しく受け止めることができません。身体の力を抜き、リラックスした状態でトラップすることを心がけてください。
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中村憲剛が伝授! サッカーで速いボールを正確にトラップするコツは「軸足を浮かすこと」
質問:シュートやパスなど、キックを振り切るときどこから動かす意識をしていますか?
シュートやパスをする際、足をどのように動かすのか気になる人も多いのではないでしょうか。憲剛さんが意識しているポイントをチェックしてみましょう。
憲剛さん:テイクバックをコンパクトに!そして、ボールをしっかり足に当てよう
キックをするときは、相手に読まれないようにコンパクトな振りで蹴ることが大切です。
パスやシュートをする場合、足を後ろに振り上げる「テイクバック」と呼ばれる動作が入りますが、この動作が大きすぎると、相手に「これからキックをするんだな」というメッセージを伝えていることになるため、カットされる可能性が高くなります。また、テイクバックが大きいと動作の時間も長くなるため、相手に準備する時間を与えることにもなりかねません。
相手に読まれないようにするためにも、10メートル程度の近距離のパスであれば、50センチ程度の小さなテイクバックにとどめることが大切です。ただし、小さいテイクバック で正確なパスを出すにはボールに足をしっかりと当てる技術が必要です。テイクバックを小さくしようとするあまり、ボールにパワーが伝わらず弱いパスになってしまうケースもあるため、練習をする際はこの点も意識しましょう。
なおボールを蹴る際は、蹴った後の足の振り抜き方もポイントです。足を振り抜くかどうかは、ボールを蹴るシチュエーションによって変わります。例えば。相手の頭を超えるロングボールを蹴るときは足を振り抜きますが、グラウンダーのパスを出すときは大きく振り抜きません。近距離のパスで足を振り抜くと、ボールに余計な回転がかかったり、パススピードが強くなりすぎたりする恐れがありミスにつながるためです。
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中村憲剛の「相手に予測されない蹴り方」と「状況に応じたキックの使い分け方」
質問:子どもの頃にどんな自主練習をしていましたか?
「チームの練習のない日も自主練したい!」という選手は多いのではないでしょうか。自主練といってもさまざまなことができます。憲剛さんはどのような自主練をしていたのでしょうか。
憲剛さん:自主練では「何をするか」ではなく「なぜやるのか?」を考えよう
実は、そこまで熱心に自主練をする子供ではありませんでした。やったとしても、壁にボールを蹴ったり、1対1をやったりと特別なことはしていません。
多くの選手にとって「自主練はやってあたりまえ」という認識かもしれませんが、自主練に取り組むうえでは「何をやるか」よりも「なぜやるか」のほうが大事だと考えています。
「他の人がやっているから」「コーチにやれと言われたから」といった理由で自主練をするのと、自分から「やりたい」と思ってするのでは、成長速度に大きな違いがあります。
なんとなく自主練をするのではなく、なぜ自主練をするのか自分で考えることが大切です。自主練をする目的がはっきりすれば、より頭を使って取り組むようになります。
例えば、自主練で友達と対面パスをするにしても、どのくらいの強さで蹴るのか、足のどのあたりで蹴るのか、トラップしたボールはどの辺に置くと次のパスを蹴りやすいのか、など考えることはたくさんあります。
1本1本のパスやトラップを考えながらやるのと、ただ何と無くやるのでは同じ時間・同じ本数を蹴っても違いが出てきます。逆に頭を使って自主練に取り組むことができれば、シンプルな練習でも非常に質の高いものにすることができます。
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サッカーの練習は「何をやるか?」ではなく「なぜやるか?」でうまくなる!
■中村憲剛さんのアイデアをDVDに収録!
今回は、中村憲剛さんにサッカーがうまくなる方法について解説してもらいました。普段何気なく行なっているパスやトラップにも、うまくなるためのポイントがたくさんあります。今回のポイントを参考に、ぜひ夏休みの自主練に取り組んでみてください。
中村憲剛さんが子どもの頃から積み重ねてきた「サッカーがうまくなるアイデア」をまとめたのが、DVD「KENGO Academy~サッカーがうまくなる45のアイデア~」です。すべてのトレーニングを憲剛さん本人が監修・実演。子どもたちがさらにサッカーを楽しみながらうまくなってほしいという思いが詰まっています。こちらもぜひ活用してみてください!
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