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日本代表MF柏木陽介が教える「ゲームメーカーに必要な5つのテクニック」
「正しい状況判断」のために周りの状況を確認する
公開:2017年6月12日 更新:2021年1月27日
■背後にいるマークを首を振って牽制する
中盤の中央でプレーするボランチやトップ下は、360度どこからでもプレッシャーを受ける可能性があります。そこで大切なのが、常に首を振って周りの状況を把握しておくことです。
とくに注意しなければいけないのが背後のマークです。ボランチやトップ下は味方のDFから縦パスをもらう機会が多く、相手を背負いながらパスを受けるというシチュエーションがどうしても増えます。
背後のマークの状況やその周りのスペースによって下りて来てパスをもらうべきなのか、その場で足元に要求するべきなのか、あるいはサイドに流れてもらうべきなのかなど、動き方が変わります。
【柏木選手のアドバイス】
背後にマークがついている場合、ボールをもらう前に一度後ろを見て牽制しておくことで、相手は迂闊に詰めることができなくなります。これが見ずにパスを受けてしまうと、相手はトラップの瞬間を狙って思い切り寄せることができます
柏木陽介選手プロフィール
1987年12月15日生まれ。兵庫県たつの市出身。浦和レッドダイヤモンズ所属のミッドフィルダー。高校時にサンフレッチェ広島ユースに加入。高円宮杯全日本ユース選手権初制覇を果たし、2006年にトップチームに昇格。翌年、FIFA U-20 World Cup 2007 で主力としてベスト16進出に貢献した。2010年には浦和レッドダイヤモンズへ移籍。攻守の要としてチームを支え、2014・15・16年とJリーグ優秀選手賞を受賞。2016年にはYBCルヴァンカップで優勝し、自身初のJリーグベストイレブンにも選出された。日本代表として国際Aマッチ11試合出場(2017年2月現在)。
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文:北健一郎、写真:松岡健三郎
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