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- 止める、蹴るの上位スキル、上手い子たちがやっている「動きながら受けて、パス」を身に着けるにはどんな練習をしたらいい?
あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
止める、蹴るの上位スキル、上手い子たちがやっている「動きながら受けて、パス」を身に着けるにはどんな練習をしたらいい?
公開:2025年2月28日 更新:2025年3月21日
■ボールコントロールの場面でも相手との駆け引きが大事

動きながらパスを受ける状態というのは、このようにワンツーの場面を多く作ることが必要です。
子どもたちのサッカーを見ていると、ボールコントロールのところでそういった駆け引きがなかなか見られません。であれば、練習の段階でそのような状況をつくってあげる。意識してできる環境をオーガナイズする必要があります。
言葉として「状況に応じて、足元に止める場合と動かす場合を使い分ける必要があるよ」と話しながら、それを体験できる練習を提供してあげてください。
最後に本当に単純なトレーニングとして、2人で走りながらのシザースパスです。ここでボールタッチ数を2タッチにします。
そうして、お互いのスピードを落とさないように、走りながらワンタッチ目でコントロールして、次のタッチで相手にパスをすることになるので、コントロールからパスまでをスムーズにできるようになるトレーニングは私のチームでもよくやるトレーニングです。
池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
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構成・文 島沢優子
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