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緊張は小さくできる!「あがらない体」のつくり方
緊張して身体が力んでしまうときは、「あえて力む」方法でゆるませることができる
公開:2017年5月18日 更新:2021年1月27日
■あえて力んだまま2~3秒キープする
2つ目は「筋弛緩法」です。
筋弛緩法は、身体に入っている力み、余分な力を抜くための方法です。簡単にできるので以下の流れで行ってください。
1.息を吸いながら全身に力を入れる
ポイント:足、もも、お尻、腕、肩、顔など、身体全体をぎゅーっと縮めるようなイメージです。
2.力を入れた状態のまま、2~3秒止める
3.息を吐き切って全身の力を抜き、手足をブラブラする
ポイント:中途半端に息を吐くと力が入ったままになりますので、口から大きくハァ~っと吐き切って脱力することが大切です。
ポジショニングをやってから、筋弛緩法をセットでやるとより効果的です。試合前、試合中、PKの前など、色々な場面でルーティンのように行うことで、試合中の身体の緊張を緩和させることに繋がります。「どの場面でやるといいと思う?」と、まずはお子さんご本人に考えさせてみてください。
高校のバレーボールチームではサーブ前にこのルーティンを組み込むことで、チーム全体のサーブの成功率がはるかに上がりました。簡単なワークですので、ぜひ実践してみてくださいね。
6回に渡って緊張のコントロールについてお伝えして参りました。緊張は怖いものではなく、メンタルトレーニングを積むことでコントロール出来るようになるものです。
ぜひ過去の記事をもう一度お読みいただき、お子さんとのコミュニケーションの中で使ってあげてください。
石津貴代/メンタルトレーナー
株式会社リエート 代表取締役社長
日本代表、プロ選手などトップアスリートから会社経営者・教育現場でこれまでのべ5,600人以上のメンタルコンディショニングを行う。現在はプロ野球、プロテニス、競輪、格闘技、陸上競技、ラグビー等のトップアスリート、経営者やライフプランナー等のトップビジネスパーソンを中心に50名以上と個人契約。プロ野球チームをはじめ、各競技の指導者向けのトレーニングも実施している。
Lieto-Mental Conditioning
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