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JCYカラダケアプロジェクト
中学生以上の8割が怪我を経験。5割のサッカー指導者が怪我人の多さに悩み
公開:2023年2月14日
キーワード:JCYカラダケアプロジェクトJCY育成パートナーケガ予防コンディショニング日本クラブユースサッカー連盟栄養食事
サッカー育成年代の保護者向け情報サイト「サカイク」などを運営する株式会社イースリーは、選手の怪我予防を目的に、日本クラブユースサッカー連盟(JCY)と共同で「JCYカラダケアプロジェクト」に取り組んでいます。
今回は、選手の怪我や疲労、また家庭でのサポートについて、保護者はどんな課題やニーズを感じているのか? JCYに加盟するユース、ジュニアユースチームの保護者538名にアンケートを実施しました。
■81.9%の選手が怪我を経験。約2割は現在も治療中
「お子様は怪我の経験はありますか?」という質問に対し、81.9%は何かしらの怪我を経験していると回答。また、18.0%は現在も治療中と回答しました。
また、別で実施した指導者向けアンケートによると、選手のコンディショニングに関する悩みについて、53.0%の指導者が「怪我人が多い」と回答し、84.3%の指導者が、疲れや怪我など選手のコンディショニングについて課題を感じていました。
この結果からも、ユース、ジュニアユース年代において選手のコンディショニングにおけるサポートが非常に重要であることが分かります。
■86.4%の保護者が子どもの疲れを実感。特に中学1年生は注意?
では、実際に選手たちはどのくらいの頻度でプレーしているのでしょう。91.5%は週5日以下と回答しており、多くの選手はきちんとオフの日を設けているようです。
しかし、「普段の生活や、練習や試合の後、お子様の疲れを感じることはありますか?」という質問に対しては、86.4%が「ある」と回答し、普段から子どもの疲れを感じていました。
特に注目したいのは、中学1年生の保護者に絞ると32.9%が「よくある」と回答していたことです。小学生と比べ運動量や強度も高まり、学校生活もより忙しくなることで疲れもたまりやすく、注意が必要な年代なのかもしれません。
■怪我予防や疲労回復に関心は高いが、家庭でのサポートや情報は不足
こうした背景もあってか、98.4%の保護者が子どもの怪我予防や疲労回復に関心があると回答しています。
しかし、実際に家庭で十分にサポートできていると回答したのは半数以下にとどまり、そのための情報や知識は80.7%の保護者が「十分ではない」と回答していました。
■食事の栄養バランスは意識しつつも、半数近くは「できていない」
では、保護者の方々は、子どもを怪我や疲れから守るために、普段からどのようなことをケアしているのでしょう。複数ある中で最も多かったのが「食事:80.3%」そして「睡眠:71.4%」です。
食事については、71.4%が「栄養バランス」について気を付けていると回答していますが、家庭で十分に賄えているか?というと、半数近くはできていないと回答でした。
栄養の知識が不足している問題もあるかと思いますが、共働き家庭が7割を超えるという現代において、成長期のアスリートに十分な食事を毎日用意すること自体が、難しい問題なのかもしれません。
■半数以上の子どもたちは睡眠時間が足りていない状況
また、食事の次に多かった「睡眠」については、全体の半数以上が足りていないという結果となりました。
一般的に推奨されている睡眠時間は14~17歳が8~10時間と言われていますが、50.9%は7時間以下の睡眠時間となっており、十分な睡眠時間の確保が難しい現状が伺えました。
ジュニアユース以降はトレーニングも夜の活動が増え、受験との両立もあります。こうした背景も影響しているのかもしれませんね。
さて、これらの結果を見ていかがでしたでしょう?
今回の結果を受けて「JCYカラダケアプロジェクト」では、家庭でできる怪我予防、疲労回復について、食事、睡眠に関する正しい知識の発信や、オンラインセミナーなど、公式LINEを通じて無料で実施していく予定です。
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