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U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2017

バルサが見せた課題修正「どこに数的優位があるか」を理解することで動き方が変わる 

公開:2017年8月26日 更新:2021年1月27日

キーワード:FCバルセロナボールを奪うワールドチャレンジ湘南ベルマーレ

■バルサを焦らせた? ベルマーレが見せた「湘南スタイル」

激しい守備でバルセロナのミスを誘い、何度もボール奪取に成功した湘南ベルマーレスクール選抜は、その名の通りスクールに通う選手たちで構成されていて常設チームではありません。しかし、春の海外クラブ招待試合、COPA PUMA TOREROSに参加し、パルメイラス(ブラジル)やアトレティコ・マドリード(スペイン)と対戦するなど、海外クラブとの対戦経験が豊富です。
 
チームを率いる平塚次郎監督は試合後、「心構えはできていた。ビビらずにできたかもしれませんね」と、バルセロナを相手にしても選手たちが臆せずプレーできたと言います。
 
独自の招待試合、COPA BELLMARE U-11を開催するなど、ジュニア年代での国際経験を重視し、積極的に経験を積むベルマーレは、スクール選抜とは思えないチーム力でバルセロナの中盤を慌てさせました。
 
「自分が彼らくらいの年代のときは海外のクラブ、外国人の選手とプレーする機会はほとんどありませんでした」
 
ベルマーレ平塚(当時)ユースから昇格し、J1でもプレーした平塚監督は、ワールドチャレンジをはじめとする国際大会でプレーする経験が今後に生きてくると語ります。
 
「バルセロナの選手たちは流石に相手をよく見てプレーしている。奪ってからのあと一歩、攻撃に移るところまではいかなかったが、あのプレーを映像ではなく、ピッチの中で、肌で感じられたのは大きい」
 
敗れはしましたが、思い切りチャレンジしたからこそわかる「できたこと」と「できなかったこと」。それを知ることが、差を埋めるための第一歩なのかもしれません。
 
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(アーセナルはこの日、広州富力足蹴倶楽部、サガン鳥栖U-12と対戦)
 
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(本田のエスティーロは初出場ながら5位と健闘)
 
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文:大塚一樹、写真:八木竜馬

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