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ジュニア年代からこれだけは守りたい!秋冬に気になる食生活のポイント
公開:2015年9月28日 更新:2015年11月26日
寒暖の差もあり体調を崩しがちなこれからの季節。食生活ではどのような点に気をつけるべきなのか、サカイク読者代表として2組の親子が日清オイリオの本社を訪問。公認スポーツ栄養士の橋本玲子先生に秋から冬にかけての食生活のポイントを聞いてきました。
暑い中がんばりすぎたのか、秋になって食欲がめっきり減りました。どんなものを食べさせるといいでしょうか?
山芋やオクラ、大根おろし、パイナップルなどは、胃を保護し、消化を助けてくれるのでおすすめです。疲労回復にはビタミンB1を含む豚肉が効果的。豚肉加工品であるハムやソーセージなどでもOKです。
食欲の秋でもあり、間食のお菓子でお腹がいっぱいになってしまったり、夜遅い時間に食べてしまったりすることがあるのですが、良くないですよね?
お菓子をつい食べてしまうのはよく分かるのですが、体に必要な栄養という面で食べてほしいものといえば、バナナなどの果物。美味しくて栄養もあるのでおすすめです。しっかり食べないと疲れが取れないので、頑張って食べるようにしてほしいですね。もう一つはヨーグルト。カルシウムが含まれていて骨を丈夫にして背を伸ばすのにも役立ちます。バナナやヨーグルトであれば寝る2時間前くらいに食べても問題ありません。
これからの季節、試合も増えてきます。風邪を引かないようにするために、食事で気を付けることはありますか?
血液の流れを良くするビタミンA、C、Eを含んだ食材を上手に取り入れましょう。また、腸の環境を整えて栄養の吸収を高めるヨーグルトは欠かさずに。
秋から冬にかけての試合の時に持って行くお弁当で、オススメのものはありますか?
試合のときはいかに手軽にエネルギーを取るかということで、基本的にはおにぎりがおすすめですね。これからの季節だと、中身に鮭を取り入れてみるなどはいかがでしょうか。あとは食後に季節のフルーツを食べられるとより良いですね。旬のものはやはり栄養価が高いので積極的に取り入れてほしいです。
■ジュニア世代の秋冬における食生活3つのポイント
ビタミンA、C、Eを積極的にとって、細菌が入りにくい身体を作りましょう。そのために秋から冬にかけてが旬のほうれん草、春菊、チンゲン菜など色の濃い野菜や、キウイ、みかん、柿などを毎日食べるように心がけましょう。また食用油にも、血液の流れを良くし、体のすみずみまで養分を運ぶことで細菌から身を守ってくれる働きのあるビタミンEが豊富に含まれているので上手に活用しましょう。
練習や試合で汗をかいたまま気温の低い場所で過ごすと、体温が下がり身体が冷えやすくなります。身体を芯から温められるように、具材たっぷりなスープなど汁物を積極的に食べましょう。季節の野菜の他、鶏肉や豚肉、卵や豆腐などを加えればタンパク質もとれ、栄養のバランスもグンと良くなります。
試合や練習で疲れてしまったからと、食事の量を減らしたり、抜いてしまうのは、良くありません。試合や練習で使ったエネルギーを戻してあげないと疲れが抜けないので、時間をかけてでもバランスの良い食事をとりましょう。
■油の上手な使い方
成長期のお子さんにとって食用油はエネルギー源であり、ビタミンEも補給できる大切な食品です。色の濃い緑黄色野菜と組み合わせればビタミンAの吸収率もアップします。揚げものや炒めものはもちろん、ドレッシング作りに使うのもおすすめです。
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橋本 玲子 (はしもと れいこ)先生
公認スポーツ栄養士/横浜F・マリノスの栄養アドバイザーとして、トップチームからジュニア年代までの栄養指導を行っている。
(株)Food Connection代表取締役。
どんな試合でも、最後まで戦えるカラダづくりを!日清オイリオは「ヘルシーリセッタ」でアスリートを応援します
(左)会場で保護者向け栄養セミナーを開催 (右)2006年より大会のサポートを継続
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