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郷家選手も「震災直後は停電があって、サッカーが昼間しかできなくて苦しかったです。家でクロスの練習で壁にボールを蹴ったりドリブルの練習をしたりしていました。早くみんなと合流して、良いグラウンドで(サッカーを)やりたかったです。みんなと練習できた時は、サッカーが本当に久しぶりで楽しかったです。(日没まで練習の時は)もっと練習をしたかったです」と思うように練習ができなかった時を振り返っていました。それでも、こうした困難の中、見事、チームが結束し、宮城県大会優勝を勝ち取りました。
しかし、今回の大会では、残念ながら出場を辞退したチームもありました。大会には出場できたものの、グラウンドや練習時間で大きな制約を抱えながら練習しているチームもありました。
選手や選手の家族、指導者が亡くなったチームもありました。精一杯、頑張りましたが、全国大会には届かなかったチームもたくさんありました。そういった中で、被災地の期待を背負い、ベガルタ仙台ジュニアは全国大会優勝を目指し、御殿場高原時之栖に向かいます。次回の仙台だよりではベガルタ仙台ジュニアの全国大会での奮闘ぶりをお伝えします。
取材・文・写真/小林健志
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