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東北の元気を届ける『仙台だより』
「宮城のため」にベガルタ仙台ジュニアの戦い(2/2)
公開:2011年8月21日 更新:2011年10月24日
キーワード:仙台だより全日本少年サッカー大会応援プロジェクト
■円陣でのかけ声は「宮城のため!」
ベガルタ仙台ジュニアはこの大会、初めて出場した時は1次ラウンド全敗でした。2年目で初勝利、3年目では1次ラウンド無敗ながらも引き分けが多く決勝トーナメント進出を逃し、4年目でベスト16、5年目でベスト8と毎年成績を上げています。壱岐監督は「準々決勝はテンションが上がり過ぎていました。昨年のベスト16とベスト8ではまた雰囲気が違いますね。こういうことを学ぶことでまた来年に繋げたいです」と語り、今年の経験を来年に繋げて、さらに上の成績を目指そうと意欲を見せました。
点を取られてもまた取り返し、最後まで諦めない攻撃サッカーは、被災地にも勇気を与えるものでした。壱岐監督は「特に震災のことは意識はさせませんでしたが、『お前たちが一生懸命やることで何かを与えることができるので、一生懸命プレーしなさい。地元の人達はそれで感じるものがあるから』と選手に、いいました」と、大会前選手達を諭したそうです。
今大会、試合前の円陣で選手達の最後のかけ声は必ず「宮城のため!」でした。震災から立ち直り、宮城のために懸命に戦い、ベスト8という過去最高の成績を勝ち取ったベガルタ仙台ジュニアの選手たちの頑張りは素晴らしいものでした。
取材・文・写真/小林健志
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