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「家族を迎えに宮城に帰ったとき、自分は何もできず無力だなと感じたんです。だからこそ、浦和に戻ってきた ときは何かしたいと考えていました。少しでも被災者のみなさんの力になればと思って......」
宮城を、そして東北地方を、活気に満ちた場所へと復興していくことを願い、その一言一句に力を込め、街頭で募金を呼び掛け続けた3時間。この活動後も、青山選手は積極的に支援・義援活動を継続しています。
「個人でできることは限られているけれど、チームとしてなら、いろいろなメッセージを送ることもできる」と、青山選手はこのような機会を作ってくれたチーム、そして関係者に感謝しています。そしてもちろん、本業であるサッカーでも、プロ選手として、みなさんに元気と勇気を与えることを忘れてはいません。
翌週3月25日にはレッズが、震災の影響でさいたまスーパーアリーナに避難している福島県双葉郡双葉町の子どもたちをレッズランドに招待。青山選手も参加し、チームメイトや、ハートフルクラブのコーチ陣とともに1時間30分ほどサッカーを楽しんだ。
子どもたちの純粋な笑顔、そしてサッカーを楽しむ姿。厳しい状況の中でも、それを乗り越えようとする子どもたちのひたむきな姿に、大きなパワーをもらったと聞きました。
「サッカー選手は夢を与えることができる仕事。このような活動をしながら、プレー面でもみんなに力を与えていけるように、これからコンディションをあげて、今後子どもたちに何かを伝えることができたら......」
青山選手の想いはきっと......。いえ、必ず伝わるはずだと願っています。
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石井宏美・・・
日本代表やJリーグ、育成年代にいたる幅広いカテゴリーを取材・執筆している
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