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W杯出場パパに聞く!親子で楽しむ「2018年ロシアW杯」の観戦術
元日本代表10番・名波浩がわが子に伝える、サッカーが上達するために必要な3つのポイント
公開:2018年1月 5日 更新:2018年1月12日
■小学生時代は小さくても...。将来的に伸びる選手の特徴とは
――多くのトップレベルの選手とプレーし、監督として若手からベテランまで、たくさんの選手と接している名波さんから見て、伸びる選手の特徴はどういうものでしょうか?
一言でいうと、自分のことを客観的に見られる選手です。自分に何ができて、何ができないか。何を伸ばしていけばいいか。それを考えて、努力できる人。周りの選手がどういうタイプで、自分はどういうプレーをすれば、このチームで活きるか。客観的に自分のことを考えながら、努力できる子は伸びますね。たとえば小学生のときに足が速かったり、体が大きい子って、それだけで通用してしまうんです。でも中学、高校と年齢が上がるに連れて、肉体的なアドバンテージがなくなると壁にぶつかってしまう。反対に、小学校、中学校時代にフィジカル的なハンデがあったとしても、そこに気づいて努力する方法や自分の活かし方を考えることができる選手が、最終的には伸びていきますね。
――最後に、サッカーをする子を持つ保護者にアドバイスをお願いします。
大事なのは、父親と母親のバランスですよね。両方から言われると子どもも大変なので、父親が出るのであれば、母親は見守る。親がすることといえば、まずは褒めること。サッカーを楽しませることだと思います。うちのスクールのコーチにも言いますが、練習や試合で子どもを褒める回数が少ないので、積極的に褒めて欲しいと思います。自分の子どもが褒められると親は嬉しいですし、家に帰って家族に伝えることで、兄弟が「僕もサッカーがやりたい」と言うかもしれません。それがゆくゆくは日本サッカーの発展や底辺の拡大につながる。些細なことかもしれませんが、大切なのは、小さなことの積み重ねだと思います。
後編では、いよいよW杯イヤーということで、元日本代表10番を背負った名波さんにW杯の見どころや、親子で楽しむ観戦ポイントも伺いますのでお楽しみに。
後編:名波浩が語る「日本代表の10番に必要なもの」とは?>>
※応募締切:1/19(金)18:00
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