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W杯出場パパに聞く!親子で楽しむ「2018年ロシアW杯」の観戦術
「ネガティブ思考で試合に入る」超万能型プレーヤーだった中西永輔がW杯で高パフォーマンスを発揮できたワケ
公開:2018年4月27日 更新:2018年5月 1日
■ジョホールバルの歓喜の前、嘘をついて岡田監督を大激怒させた
――そもそも中西さんは、W杯のアジア予選ではあまり出番がなく、本大会の直前にレギュラーの座を獲得しました。その過程にはそうとうな努力があったと思いますが。
僕はアジア最終予選の時に日本代表に呼んでもらったんですが、マレーシアのジョホールバルで行われたW杯の出場権をかけた試合には、実は肩を痛めていて参加できない状態でした。でも監督の岡田(武史)さんに、『大丈夫です』と嘘をついて連れていってもらったんです(笑)。
ですが、アップ中に腕が上がらなくて、岡田さんにばれてしまい、本気で怒られました。
当然ですよね。これ以上ない大事な試合だったので、監督としては一人でも多く選手を連れていきたかったはず。なのに僕は最初から何もできず、戦力にならなかったわけですから。
結果的にイランに勝って、W杯出場を決めることができた。その瞬間に立ち合えたのは本当に幸せなことで、ロッカールームで泣きながら大喜びしたのを覚えています。
でも、その瞬間は最高だったのですが、ふと我に返ると日本代表はW杯に行けるけど、僕が行けるかどうか分からない。そこで、もっとやらなきゃいけないと奮い立ったわけです。
――いちどは監督を激怒させながら、よくW杯メンバーに選ばれましたね。
岡田さんはもともと僕が所属していたジェフ市原のコーチで、2年間、一緒にやっていたんですね。そこで僕が努力していたのを見てくれていたから、評価してくれたんだと思います。
だから、僕は今も、スクールの子どもたちによく言うんですよ。『誰がどこで見ているか分からないよ』って。もしかしたら強いチームのスカウトが見ているかもしれないから、練習でも試合でも、常に100%の力を出し切ろうよと。
これは自分の子どもにも言うんですが、まだ1年生と2年生なので、よく分かってはいないとは思いますけど(笑)
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後編では、現在二人のお子さんがサッカーをしているという中西さんに、子育ての事、子どものサッカーとどのように関わっているか、ほかにも今年開催されるW杯ロシア大会をお子さんと一緒に楽しむ方法などをお伺いします。
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