「弾丸シュートを蹴る方法」となると、我々はキックのテクニックを取得しようとする。しかし、事はそう簡単ではない。
以前、『FOOT×BRAIN』（テレビ東京）に出演した大分トリニータコンディショニングコーチである杉本龍勇氏が「足指まで使えるようにならないと、強いキックはできない」と指摘したように、そもそもの改善が必要になる。
たとえば、握力を鍛えない野球のピッチャーはいない。他のスポーツでも、商売道具となる体の箇所を分析している。
では、サッカーをプレーする時に、足の指について考えたことがあるだろうか？ そういったベースを考えずに、ボールテクニックばかりに走ってしまう。スポーツ界の常識とも言える動作解析を、サッカー界はおざなりにしてきた。
日本屈指のテーピング技術を持つ夏嶋隆（時之栖フィジカルトレーナー）氏も、それを危惧している。いくら夏嶋氏が、サッカー選手の足を治しても、足の使い方が悪ければ、また怪我をして戻ってくる。
弾丸シュートを蹴るためには、まずは足を理解しなければいけない。
DVD【弾丸シュートを蹴る方法】は、テクニック要素も少なく、当たり前のこと過ぎるように思えるだろうが、その当たり前のことができていないのがサッカー界という認識を持つべきだ。DVDを見て、指導者、選手共に、足について考えてみては如何だろうか。
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