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こどもポジショナルプレー 〜「ボールを追うサッカー」から「ボールを追いかけるサッカー」へ〜
公開:2022年3月 9日
「ポジショナルプレー」をこどもたちや若年層の指導者、保護者に向けて分かりやすく解説するムック本です。ここ数年、若年層のファン、欧州サッカーファンへの認知が広がってきた一方、やや難解なイメージもある「ポジショナルプレー」の入り口を提案する書籍になります。わかりやすい解説だけでなく、ポジショナルプレーが身につく練習メニューもあわせて紹介しています。
はじめに
CHAPTER 1
マンチェスター・シティに学ぶ「5レーン」
● ポイントは相手を迷わせる位置どり
● ハーフスペースを攻略していく
● 誰がハーフスペースを使う?
【コラム】良いポジションにボールがやってくる
【トレーニングメニュー】
①5レーンからはじまる3vs2
②5人でボールポゼッション
③コンディション(条件付き)ゲーム
【8人制サッカーだとどうなる?】
5レーンを8人制にどう生かすか
CHAPTER 2
攻撃のキーマンが使う「中 ポジション」とは
● 中間ポジションのメリット
●「ハーフスペース」や「ライン間」も中間ポジション
● 理想は「相手の守備を囲む状態」
【トレーニングメニュー】
①ポジショナル鬼ごっこ
②とめるける
③「2-4-1」の変則ゲーム
【8人制サッカーだとどうなる】
中間ポジションを自分で見つけられるように
【特集】
中間ポジションの名手たち
CHAPTER 3
38 相手のプレスをかわす「+1」のビルドアップ術
● きっかけのひとつはルール変更
● ボランチやSBが加わって「+1」を
● GKも加われば「+2」に
【コラム】20%を超えられるか
【トレーニングメニュー】
①「パスドリ」判断ゲーム
②ゴールキーパーからの"つなぎ"
③ポジショナルプレーの眼
【8人制サッカーだとどうなる?】
GKを使ったビルドアップのパターン紹介
【特集】
ビルドアップの名手たち
CHAPTER 4
ポジショナルプレーのQ&A
Q1 ポジショナルプレーって何?
Q2 ポジショナルプレーって必要なの?
Q3 いまポジショナルプレーがいちばんうまいチームは?
Q4 ポジショナルプレーはいつ、どこで生まれた?
Q5 サッカーはこれからどう進化する?
CHAPTER 5
ポジショナルプレーの達人に聞こう
中村憲剛
筆者
内藤清志
1983年6月15日生まれ。広島県出 。筑波大学サッカーコーチング 研究室所属。2008年から2012年まで筑波大学蹴球のヘッドコーチを務め、谷口彰悟や車屋紳太郎(ともに川崎F)、森谷賢太郎や中野嘉大(ともに鳥栖)らの指導にあたる。2010年からは蹴球部を指導しながらサッカースクールやジュニアユースの指導も経験。現在は自身の研究活動の傍らで、つくば市にある関彰商事のサッカー部「セキショウFC」でも指揮を執っている。
西部謙司
サッカージャーナリスト。主な著書に『サッカー戦術クロニクル』シリーズ(カンゼン)、『戦術リストランテ』シリーズ(ソル・メディア)、『Jリーグ新戦術レポート』シリーズ(スクワッド)など。有料WEBマガジン『犬の生活SUPER』、『西部謙司フットボールラボ』を配信中。