本・書籍
2024年5月14日
本音で向き合う。自分を疑って進む
スペイン男子クラブ初の女性監督は日本人。
ビジャレアルでの指導改革を著した『教えないスキル』から3年。
生き馬の目を抜く欧州フットボール界で味わった歓びや葛藤、発見と学びを赤裸々に綴った32年間の軌跡。
「この業界には二つの生き方を選択する人たちがいる。ひとつはその地位にしがみついて生き延びようとする者たち。もうひとつは自らを生きる者たち。ユリコは後者を目指してほしい」
上司が贈ってくれたエールである。
ありのままの自分、なりたい自分を求めて「常に前進」してきたフットボール人生。
【コンテンツ】
プロローグ
「フットボールは私たちに何をもたらすか」
第1章 11歳にキレられた新米コーチ時代
やるならサッカーだ
指導者は人を扱う職業
苦難の指導者合宿
第2章 30歳で味わった濃厚な4週間
ヘッドコーチから監督へ
8試合ぶりの勝利
明日の私は昨日よりも劣るのか
第3章 ビジャレアルの指導改革
歴史の勉強から始まった指導改革
「悪い指導者」など存在しない
ユリコの改革が好例である理由
第4章 自分を疑う力
トランスフォーメーションが新時代の選手を育てる
自分を疑う力
疑う力が生み出した「教えないスキル」
第5章 改革の果実
U-12監督の手腕はミリオン級
ビジャレアルの独自性
クラブのスローガン「Endavant!(常に前進!)」
第6章 Jリーグへの愛と「コウモリの眼」
三つめのブラインドサイド
元旦決勝移行と「コウモリの眼」
偶然ではなく必然の勝利に変えるために
第7章 「佐伯、サッカーやめんなよ」
私はなぜ指導者になったのか
心地よいフィロソフィ
「サバイバーになるな。君の人生を生きろ」
【特別収録】
スポーツ現場におけるハラスメントとの決別宣言
エピローグ
「人生の醍醐味」
1