特に日本人は、他の国に比べて鉄が足りない食文化であると言われています。鉄をたくさん含む肉、魚の摂取量が少ないことにくわえ、食事と一緒にお茶を飲む人が多いからです。お茶や紅茶が飲みたい人は、食後2時間程度、時間を空けてから飲むようにしましょう」
正しいタイミングで適切なドリンクを摂取することで、飲み物もパフォーマンスアップやコンディショニング維持につながる重要な武器になります。正しい知識を身につけて子どもの力になるドリンクを提供してあげましょう。
田地陽一(たち・よういち)先生//
鎌倉女子大学家政学部管理栄養学科准教授。日本女子大学非常勤講師。筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。医学博士。日本栄養・食糧学会参与。専門は栄養学、スポーツ栄養学、運動生理学、分子生物学。東京武道館健康体力相談室でスポーツ相談員を経験。著書に『栄養生化学』(メヂカルフレンド社)、『動く、食べる、休むScience』(アイ・ケイコーポレーション)、『臨床栄養管理ポケット辞典』(建帛社)などがある。