Jリーグの映像から質の高いプレーを選りすぐり、そこにプロのサッカー解説者がコメントを加えてわかりやすく7分間程度にまとめた『ムビトレ』をご存知でしょうか。サカイク編集部ではこの『ムビトレ』を実際に見てもらうべく、チーム訪問に行ってきました。
今回お邪魔したのは埼玉県春日部市で活動するFC YANAKA。日本のジュニアサッカーでも最激戦区である埼玉県の東部地域でトップクラスの実力を誇るチームです。(取材・文 杜乃伍真 写真・田川秀之)
■海外選手よりも日本人選手!その理由とは
FC YANAKAの子どもたちはそれぞれが家庭でスカパー!に加入したり、両親が浦和レッズのファンだったりというケースも多いようで、テレビやスタジアムでプロ選手のプレーを見る機会はかなり多いそうです。取材日にたまたま練習見学に来ていたお母さんたちに話を聞いてみると「サッカーの試合を子どもたちと一緒にテレビで見ることは結構あります」とのこと。実際にムビトレの映像を見てもらうと「短い時間で解説が区切られているので、飽きずに見ていられますね」といった率直な意見もいただきました。
FC YANAKAの子どもたちにもさっそく『ムビトレ』を見てもらい最後に感想を聞いてみました。画面を見せると食い入るように覗き込む子どもたち。ワンシーンごとに切り取って、そこにプロの解説者の的確なコメントが加わる映像は、とても新鮮だったようです。
「すごく解説がわかりやすい」
「(ポイントになっているシーンの)選手同士の距離感がすごくわかりやすい」
「日本人のプロ選手プレーだからすごく参考になる」
なかにはこんな具体的な意見を話してくれる子もいました。
「『ムビトレ』の映像に出てくるJリーグの日本人選手のボールの奪い方が自分としては好きです。海外の選手のほうが技術は上かもしれないけれど、自分のプレーの参考にすると考えると、日本人選手の対応の仕方のほうが合っていると思うから」
取材・文 杜乃伍真 写真・田川秀之