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インタビュー

「Jリーグをサポートすることで、子どもたちにサッカーの良さを伝える、お手伝いをしたい」2015年より、Jリーグをトップパートナーとして支える、ルートインジャパン株式会社の想い

公開:2024年1月11日

サッカーを支える企業にスポットを当て、想いを聞く企画。今回はルートインジャパン株式会社です。同社は2015年よりJリーグのトップパートナーを務め、「FUN! JOY! STADIUM」と題した、サポーター向けのイベントや企画を展開しています。

Jリーグの支援を続けるルートインジャパン株式会社は、どのような想いでサッカーに携わっているのでしょうか? 運営企画課の中村智史さんに話をうかがいました。(取材・文 鈴木智之)

■全国展開するホテルグループ

――ルートインジャパン株式会社の事業内容を教えてください。 

主な事業内容はホテル運営です。ビジネスタイプのホテルルートイン、観光タイプのルートイングランティア、シティタイプのアークホテル、リゾートタイプのグランヴィリオ
ホテルと、4つのブランドで展開しています。目標としては、2025年500店舗の事業計画達成を目指し、取り組んでいる状況です。

従業員数は約1万9000人。運営するホテルが約340施設。ホテルの客室は5万9000室超という規模感で、全国に展開しております。また飲食店やゴルフ場、スキー場など、様々な施設を所有するグループ企業です。

――中村さんが所属する運営企画課は、どのような仕事をしているのでしょうか?

ホテル全体のキャンペーンやSNS管理、Jリーグ関連のコンテンツを扱うなど、多岐にわたっています。私は弊社が2015年にJリーグとトップパートナー契約を結んだ当初より、担当しています。元々サッカーが好きで、1993年の開幕当初からJリーグを見続けています。応援しているクラブもありまして、サッカーとともに生きているような感覚です。

――ルートインジャパン株式会社とサッカーとの取り組みについて、2015年よりJリーグのトップパートナーとして活動していますが、その目的や経緯についてお聞かせください。

2015年の契約当初は、競合ホテルとの差別化やブランドイメージ向上を目的に、トップパートナー契約を結ばせていただきました。弊社はグループを含めると、従業員が1万9000人を超え、全国各地で働いています。企業としての一体感や従業員の結束、会社に対する帰属意識向上などの観点から、トップパートナー契約に至った次第です。

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■スポンサーになったことで感じるメリット

――トップパートナーになり、2023年で8年目になりますが、メリットはどのように感じていますか?

Jリーグは地域に密着した活動を行っており、従業員の中には、自分が住んでいる地域のクラブを応援している人がたくさんいます。自分が好きなスポーツ、応援しているクラブに、Jリーグという組織ではありますが、スポンサーとして関わっていることで、会社に対するポジティブな意識が高まる面は、間違いなくあると思います。

名刺にJリーグのロゴを入れさせていただいているのですが、それによってお客様との会話が弾んだり、営業の際に信頼感を感じていただけたりと、現場レベルでも「メリットを感じている」といった声が多く届いています。

――「FUN! JOY! STADIUM」に関して、どのような取り組みをしているのか、お聞かせください。

取り組みはいくつかありまして、公式サイトから宿泊予約をしていただいた方には、Jリーグの試合チケットを提示すると、最大2千円オフのサービスを行っています。

ほかには、試合開催時の個室観覧席ご招待や、サイン入りユニフォームプレゼント。Jリーグチケットをd払いで購入し、ルートインホテルズに宿泊すると、500dポイントがもらえるキャンペーンなどがあります。

どのキャンペーンも年々、応募が増えています。なかでも個室観覧席ご招待は、私がアテンドするケースもあるのですが、とても喜んでいただけて、嬉しい限りです。

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■採用面での効果を実感

――Jリーグおよびサッカーをサポートすることのメリットは、どのように感じていますか?

まずは認知度の向上です。試合会場に看板を掲載しているのですが、DAZNやWebニュースなどで映ることも非常に多いです。神戸にイニエスタ選手がいたとき、鮮やかなトラップから反転してシュートを決めたシーンがあったのですが、運の良いことに、背景にルートインホテルズの看板が映っていました。サイトのPV数なども見ても、露出面での効果を感じています。

採用面でも良い影響がありまして、これまで女性の志望者が多かったのですが、Jリーグとトップパートナー契約を結んで以降、男性の志望者がものすごく増えました。「Jリーグを見て、ルートインを知った」という人も多く、なかには「Jリーグの仕事がしたい」という人もいるほどです。

――中村さんはJリーグ関連の仕事を担当して、8年目とうかがいましたが、振り返って、どのような感想をお持ちですか?

Jリーグは毎年進化していて、新しいことに意欲的です。常に変わろうとしているので、こちらとしても毎年新たな気持ちで、変化についていこうと必死です。パートナーミーティングに参加させていただくのですが、何十年先ものビジョンを見据えて取り組んでいるので、常に刺激をもらっています。

――サカイクはサッカーをする親子向けの媒体ですが、今後、子どもたちのサッカーに携わるビジョンがありましたら、お聞かせください。

Jリーグをサポートすることで、子どもたちにサッカーの良さを伝える、お手伝いができればと思っています。ルートインホテルズとして、できることをこれからも継続し、新たな取り組みができるよう、模索していきたいです。

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取材・文 鈴木智之

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