今年から全日本少年サッカー大会が8人制になり、U-12年代の公式戦では8人制が導入されています。そこでこのコーナーでは、8人制のなぜ? について解説するとともに、より深く8人制を理解するためのポイントをお伝えしたいと思います。
今回は『8人制の基礎知識』と題して、8人制を実施するに当たり、基本となる部分を紹介していきたいと思います(ここで取り上げたものはあくまで基本的な考え方であり、大会や試合によって変更になる場合があります)。
■多くの選手にプレー機会を与え、プレーを通じてサッカーを学ぶ
8人制は基本的に、1チーム当たりの人数は8人(うちGKは1人)です。しかし、どちらかのチームが8人に満たない場合、人数が減る分にはOKとされています。たとえば、片方のチームが7人しかいないとき。両チームで合意がとれれば、7対7で試合をすることも可能です。なぜなら、8人という人数が大切なのではなく、子どもたちにスモールサイドゲーム(少人数制)を通じて、プレー機会を増やすことが大切だからです。