今年から全日本少年サッカー大会が8人制になり、U-12年代の公式戦では8人制が導入されています。そこでこのコーナーでは、8人制のなぜ? について解説するとともに、より深く8人制を理解するためのポイントをお伝えしたいと思います。
■8人制の観戦術
保護者の方は、自分のお子さんの試合や練習を熱心に観戦に行かれることも多いと思います。そこで今回は、『8人制の試合を見る上で、どこに注意してみればいいのか?』をテーマに、観戦術を紹介します。
自分のお子さんがどのようにプレーしているか? またチームとして、どのようにプレーしようとしているか? を理解することができると、サッカーの見方が深まり、サッカーを見ることがより楽しくなると思います。
8人制の試合を観戦する際の1つ目のチェックポイントは『積極的にボールにチャレンジに行っているか?』です。8人制は11人制に比べて、選手ひとりにかかる責任が大きくなります。ひとりがボールに対する寄せ(*1)をおこたれば、そこから守備に穴が開くことも十分に考えられます。8人制は、選手が休んでいる暇はありません。自分のお子さんがボールウォッチャー(*2)になっているのか、それとも積極的にボールにチャレンジしに行っているのか、チェックしながら見てみるのも面白いでしょう。