ビブスは、紅白戦、ミニゲームや対人トレーニング、練習の現場で、なくてはならないもの。着るだけでチーム分けがすぐにできるカラフルなビブスは、もうみなさんおなじみのアイテムでしょう。サッカーの練習でよく使われるこのビブス、実はその他にも様々なところで活用されているのをご存じですか?
■きっかけは東日本大震災
2011年3月11日、東日本をおそった大地震、そして津波。多くの人たちが避難生活を強いられた被災地に支援物資として、ビブスが届けられました。ビブスを無償寄付したのはオリジナルプリントビブスが作成できるビブス.jp。大勢の人が出入りする避難所では、誰がボランティアスタッフなのか、医療従事者はどこにいるのかがわからず、このことが対応の遅れにつながっていました。そこで活躍したのが、一目見て役割がわかるビブスでした。
どこから来て何を得意とする人なのか、どの人に何を聞けばいいのか、支援者と被災者のスムーズなコミュニケーションにビブスが役立ったのです。被災地に駆けつけた全国の医療団体では医師や看護師がビブスを着用することで、現場に安心感をもたらし、関係者からはビブスで専門分野を色分けすることで連絡や相談がしやすくなりました。多くのボランティアをとりまとめる被災地ボランティアセンターでは、作業内容、グループごとに色違いのビブスを配布して、人員の把握、整理に役立てました。誰もが不安な気持ちで過ごす被災地では「一目見てわかる」目印代わりのビブスが効果的に活用されたのです。
■広がるビブスの用途、活用の現場
このことをきっかけに、ビブスはさらに活躍の場を広げています。安価に団体や仕事の役割の仕分けができる為、通常のスポーツ以外の用途で利用される機会が増えています。具体的には、全国の社会福祉協議会、各種ボランティア、学校、PTA、町内会、自治会、スポーツイベント、マンション管理組合など団体の仕分けにとどまらず、工事現場、清掃現場、倉庫での業務に応じたスタッフの仕分けなど、業務効率化の一助となっています。
このように、アイディア次第でどんどん新たな用途が生まれています。子ども会で担当親子をわかりやすく識別したい! 地域の防災活動で班分けに活用したい! 夜間の安全パトロール中であることをわかりやすくしたい! 大きな倉庫で各人の仕事の役割を識別したい!ビブスはまさに「着られるメッセージ」。手書きで名前を入れられるビブスも登場し、これまでは名札で対応してきた事例も、ビブスを使うことで遠くからでも一目で認識できるようになり、視認性の高さが様々な効果を生み出しています。
■オリジナルビブスが作れる!
サッカーの練習で使うのはもちろん、いろいろなコミュニティ活動で活用できるビブス。写真やイラストも入れられるオリジナルビブスならチームのスローガンや目標を入れ込んで自分たちだけのビブスを作ることも可能です。ビブス.jpではなんと1枚からオリジナルビブスの作成が可能。サイトにはビブス・デザインシミュレータ、過去の活用例、サンプルなども用意されているので参考にして、あなたの所属団体にてオリジナルのビブスを作ってみてはどうでしょう。
●ビブス.jpとはビブス.jpの最大の強みは「自社工場をフルに活用した一括生産により、高品質且つ低価格を実現している」点。もともと、サッカーのオーダーメイドユニフォーム店を運営しており、プリント等の技術にも定評がある。一昨年よりビブスの利便性に着目し、ビブス専門店として暖簾分けした。WEBショップとしての運営を主として行っているが、店舗を東京・高田馬場に構えている。納期は最短4日~、585円~より作成が可能。
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文/大塚一樹 写真提供/株式会社アドリベラル