現在、日本人の少年がFCバルセロナの下部組織(カンテラ)でプレーしていることは、ご存知の方も多いでしょう。2011-2012シーズンよりFCバルセロナでプレーする久保建英選手はアレビンA(小学5年生のAチーム)でプレーしています。今シーズンも18試合(2013年2月17日現在)で50ゴールと活躍しており、昨年挙げたゴールのうち2つは下部組織の年間ゴール50選にも選ばれました。その活躍ぶりは、遠く日本でも度々ニュースに取り上げられています。
サカイクでは過去、久保建英選手が所属するFCバルセロナの育成哲学や、スペインの育成事情、そして久保建英選手のお父さんへのインタビュー記事など度々掲載してきました。以前よりこれらの記事をまとめて読みたいというご要望が多かったため、ひとつの記事にまとめてみました。
■久保建英選手(FCバルセロナ)の突出した能力とは・・・
彼の突出した能力は、個人技はもちろんですが、状況を正しく把握し、ゲームの流れの中で正しいプレーを選択する状況判断力の高さと言われています。『状況把握』『判断』の能力を重視するスペインのコーチ陣も、彼のその能力の高さを絶賛していました。彼がスペインに渡ることとなった経緯や、周囲の評価について紹介しています。
■FCバルセロナ下部組織のゴール50選に選出
Youtubeのクラブ公式アカウントに投稿された動画です。2011-2012シーズンのうち、FCバルセロナの下部組織で記録されたゴールのトップ50に久保選手のゴールが2つランクインしました。
※36位:5分32秒~ 31位:7分05秒~
【関連リンク】
※FCバルセロナ入団前の久保建英選手
■父、久保建史さんのインタビュー
久保建英くんの父親である久保建史さんに子育てについて大変興味深い話をお伺いしました。メンタルの強さも高く評価されている久保選手ですが、その裏にはご両親の子育て方法にも試行錯誤があったようです。全4回にわたって紹介しています。
<<全4回>>
- ・親は息子の夢をかなえるサポート役でありたい
- ・夢をかなえるために、日常生活で気をつけていた事とは?
- ・夢をかなえるために、収集した情報や勉強したことは?
- ・夢をかなえるために、少しでも褒める機会を与えてあげたい
■勝利と育成が両立する、FCバルセロナの育成哲学とは・・・
FCバルセロナのカンテラのテクニカルディレクターであるアルベルト・プッチ・オルトネーダ氏が、「育成しつつ常に勝利する」バルサの人材育成術について解説しています。彼らの哲学はサッカー選手を育てること以上に、一人の人間を育てることを大切にしています。
<<全4回>>
- ・FCバルセロナの指導における考え方。「サッカーは人生の縮図」
- ・幼年時代に大切なことと、イニエスタからの言葉
- ・競争することは勝利を知ること。そして何よりも敗北を知ることだ
- ・親が子どもの教育に果たす役割とは。メッシにとって大切な家族の存在
⇒久保建英選手がスペインへ渡るきっかけとなったキャンプでは、どのような指導が行われているのか?をレポートしましました。⇒バルサの強さをシンプルな一言で表すと『チームプレー』。11人全員が同じコンセプトのもとでプレーし、その上で一人ひとりが質の高いプレーをすることにあります。
■FCバルセロナで活躍するスター選手のルーツ
誰もがその名を知るFCバルセロナのスタープレーヤー達。彼らのルーツについて、関係者や少年時代の指導者、チームメイトたちにインタビューを行いました。
【リオネル・メッシ】【アンドレス・イニエスタ】【シャビ・エルナンデス】【セスク・ファブレガス】【カルレス・プジョル】
■カタルーニャ州から世界で活躍する指導者達
リーガエスパニョーラのトップ選手に、戦術理解力の向上をはじめとするパーソナルコンサルティングを行っているサッカーサービス社。FCバルセロナの地元カタルーニャ州や、世界において指導者養成なども行なっている彼らに「観る」「判断する」など頭を鍛えるためのトレーニングについて取材しています。
<<全15回>>
- ・スペインの育成を知り尽くしたサッカーサービスの指導メソッド
- ・トレーニングで重要なのは「試合の中で起こる現象を学ぶこと」
- ・サッカーとは、オーガナイズされていないオーガナイズ
- ・周りを「見る」ではなく、「分析しながら観る」ことを学ぶ
- ・「サッカーを理解する」ことは誰もがレベルアップできる
- ・サッカーを愛し、自分の仕事を愛し、選手を愛してください
- ・サッカーも勉強と同じように、年齢に応じた指導を!
- ・体の成長ではなく"頭の成長"に応じた指導計画が大切
- ・子どもたちが「興味を示すプレー」に対して指導を行う
- ・なぜ今のスペインやバルサがあるのか?25年前の転機と、育成への思い
- ・「未来のバルサの土台を作る」バルサの哲学を次世代に受け継ぐ指導者たち
- ・「パス」を向上させるトレーニング
- ・「スペースの認知」を学ぶトレーニング
- ・「サポートの意識」を高めるトレーニング
- ・「コントロール・オリエンタード」を身につけるトレーニング
<<全2回>>
- ・選手のレベルが均一でない"町クラブ"での指導法は?
- ・どのように周りを観れば、判断能力を高めることができるのか?
■FCバルセロナの元コーチが教える「サッカー選手が13歳までに覚えておくこと」
FCバルセロナの選手や世界のトッププロをサポートしてきたスペインの世界的プロ育成集団「サッカーサービス社」が監修した選手が見て学べるU-13世代の選手向け教材。彼らが分析した「Jリーグ」の試合映像をもとに、攻守の個人戦術からグループ戦術まで、選手のサッカーインテリジェンスを磨く32のプレーコンセプトを解説。将来、プロや海外で活躍することを目指す選手必見の教材。
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文/サカイク編集部 写真/小川博久