19日(火)、全日本少年少女草サッカー大会(通称:清水カップ)の決勝戦が静岡県のIAI日本平スタジアムで行われました。今年で28回目を迎える同大会、今回は女子の部32チーム、男子の部256チームが参加。その頂点を決める決勝戦のカードは、女子の部が名古屋フットボールクラブレディース(愛知県)と丸岡RUCKガールズ(福井県)、男子の部がSALFUS oRs(静岡県)とバディサッカークラブ江東A(東京都)の対戦となりました。
男子の部の決勝戦の前には、ヘリコプターから試合球が投下される演出も
■女子の部決勝戦
午後0時30分から行われた女子の部の決勝戦は、名古屋フットボールクラブレディースと丸岡RUCKガールズの対戦。立ち上がりから名古屋フットボールクラブレディースの速いプレスと少ないタッチでのテンポの良いパス回しに押され気味の丸岡RUCKガールズでしたが、最後のところでは身体を張ったディフェンスでゴールを死守します。そのような状況で迎えた後半、丸岡RUCKガールズがハーフライン近くでボールを奪取、素早いカウンターから6番・奥出選手が先制点を奪います。その後、名古屋フットボールクラブレディースの猛攻に合うものの、丸岡RUCKガールズもチーム全員が一体となった粘り強い守備で1点を死守。1-0で試合終了となりました。
チームを率いた坪田秀恭監督は「一人ひとりがテクニックに優れた名古屋フットボールクラブレディースとは違い、ウチは一人ひとりが本当に頑張らないといけない。チームワークを合言葉に、ひとりもサボらずに全員攻撃・全員守備を最後まで貫けたのが勝てたポイントだと思います。名古屋さんとは過去にも対戦させていただいて、とても刺激になっています。これからも良きライバルとして切磋琢磨していきたいですね」と語ってくれました。
丸岡RUCKガールズ
チーム名に含まれている”RUCK”の語源は何と”ガラクタ”とのこと。応援の横断幕にも書かれていた「ガラクタ魂」を発揮して優勝を勝ち取った様子が印象的でした。
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