サッカー豆知識
サッカーで伸びる子の素質は?ポイントを押さえておこう!
公開:2021年2月 4日
サッカーに取り組んでいるお子さんをお持ちだと、「うちの子はサッカー上手くなるかな?」と考えてしまうのではないでしょうか。「これをすれば絶対に上手くなる」というものはありませんが、上手くなる子、伸びる子には似たような特徴見られます。そこで、この記事ではサッカーで伸びる子にはどのような素質があるのか解説します。
伸びる子どもに見られる素質
ここでは、サッカーで伸びる子が共通して持っている素質について解説します。素質といっても、意識することで身につけられるものでもあるため、ぜひ参考にしてみてください。
主体性がある
何事に対しても主体性を持って自ら取り組める子どもは、選手としての成長が期待できます。主体性とは例えば、自分で考えたうえで自主練習に取り組む、自分でその日の練習や試合での気づきやノートをサッカーノートに記録する、チームを鼓舞する声を自分から発していくなどです。子どもの場合、他の人の意見や行動に流されてしまいがちですが、伸びる子は自分で考えられるため、自分の判断で行動を起こします。
自分で考える癖がある
先ほどの主体性につながる部分でもありますが、自分で考える癖を持っている子も伸びやすいと考えられます。コーチに言われたこと+αを行おうとする、なぜその練習を行なっているのか考える、自分のプレーを振り返り「次はこうしてみよう」といったことを考えるなど、自分で考え、それに基づいた行動やプレーができる子どもは大きく成長するでしょう。
サッカーが好き
サッカーが好きでなければ、選手として成長することは難しいでしょう。サッカーが好きだからこそ、もっと上手くなりたいと子どもは考えます。そして積極的に自主練習に取り組んだり、上手くなるためにはどうすればいいのか考えたりするのです。一方で、保護者に言われてサッカーをしているような子は「やらされてる」ため伸び悩んでしまうでしょう。場合によっては、途中でサッカーを辞めてしまうかもしれません。
失敗を恐れない
伸びる子どもは、失敗を恐れずに様々なプレーにチャレンジします。もし失敗したとしても、失敗から学びを得ることができれば、その次に同じプレーをするときは成功する可能性が高くなります。一方で、失敗を恐れるあまり、思い切ったプレーができない子どもは少なくありません。このようなケースでは、子どもの失敗をコーチや保護者が叱っていることが原因となっている可能性があります。保護者としては、子どもが伸び伸びとプレーできるように過保護になりすぎないようにしましょう。
負けず嫌い
負けず嫌いであることも、選手として成長するためには、重要な要素となります。例えば、負けず嫌いな選手が、ライバルの選手にスタメンを奪われたら、その悔しさから奮起してスタメンを奪い返してやろうと練習に取り組むでしょう。また、キーパーと1対1の場面でシュートを外してしまった選手なら、次は外さないようにシュート練習に取り組むはずです。相手に負けたくない、という強い気持ちを持つことで、普段の練習に対するモチベーションも高くなり、より一層成長することができるでしょう。
保護者ができることは
子どもたちが、サッカー選手として成長していくために保護者ができること、それは過保護になりすぎないことです。小学生の場合、保護者がいなければサッカーはできません。しかし、だからと言ってプレーの細かい部分まで指摘をしたり、試合中に応援席から指導をするといったことは望ましくありません。そのような行動はかえって選手の成長を妨げる恐れがあります。保護者は、今回紹介したような伸びる子どもの持つ素質を引き出せるように、サポートするのが理想的です。
まとめ
今回は、サッカーで伸びる子どもに見られる素質について解説しました。サッカーが好き、負けず嫌い、主体性を持って物事に取り組めるなど、特別なスキルが必要なわけではありません。一方で、保護者は自分たちの子どもがこういった素質を持っていないからといって、強く言うのではなく、その素質を引き出せるようにサポートするようにしましょう。