こころ
本田圭佑があなたの子どもにも伝えたい!サッカー少年に大切な3つのメッセージ
公開:2015年12月30日 更新:2021年1月27日
2015年のクリスマスに千葉県幕張で行われた『ZOZOTOWN presents HONDA’s SOLTILO SOCCER SCHOOL in MAKUHARI』。日本では約3年ぶりとなる本田圭佑選手が行う小学生向けのサッカースクールに、100名の子どもたちが参加しました。また参加者のお父さんお母さんも多数会場に詰めかけ、冬晴れの空の下、本田選手の言動に多くの視線が注がれました。イベント終了後、ピッチ内外の言動で日本サッカーに大きな影響を与える本田選手が、子どもたちに“サッカー少年に大切な3つのこと”について話をしてくれました。(取材・文・写真 鈴木智之)
■夢を持つこと、その夢を意識して生活すること
本田選手のメッセージの1つ目。それは「大きな夢を持つこと」です。本田選手は子どもたちに、こう語りかけます。
「みなさんに3つのメッセ―ジを伝えたいと思います。まずは、大きな夢を持ってください。それはサッカー選手でも、会社の社長でも、学校の先生でも、料理をつくる人でも、なんでもいいです。できるだけ大きな夢を持ってください」
本田選手自身、小学校の卒業文集で「セリエAのクラブに入団して、背番号10をつけて活躍する」「W杯にチームの中心として出場する」といった大きな夢を描き、実現させてきました。しかし、夢は描くだけでは現実のものにはなりません。そこで本田選手は2つ目の大切なこととして、次のように言います。
「その夢を毎日意識して考えて、生活して下さい。この2つ目がなかなかできないんです。大人のみなさんでもできません。自分の目標、夢がある人は、今日から意識して考えて、そのために何をすればいいのか、夢を忘れないように自問自答して下さい」
■あきらめないことで失敗が成功に変わる
そして最後、3つ目の大切なこと。それは「あきらめないこと」です。
「あきらめないことが一番大切です。本田選手も、みんなが好きなメッシもクリスティアーノ・ロナウドも、たくさん失敗しています。うまくいかないこともたくさんあります。みんなは、彼らがうまくいっているところだけを見ているんです。今日、みなさんは練習でたくさん失敗しましたね? ミスをしてもいいんです。それをちょっとずつ減らしていけばいい。できるようになるまで、あきらめないことが大切です。夢を持つこと、それに集中すること。そして何度失敗してもあきらめないこと。そうすれば、みなさんはすばらしい大人になれます」
本田選手は「あきらめないこと」を、自分のサッカー人生を賭けて実現しているように見えます。所属するACミランでは、なかなか出場機会を得ることができていません。しかし、「まずはピッチに立ち続けることが、近未来の目標です。それを成し遂げることができると、自信を持ってやっています。90分間必要とされる時期が来ると信じて、良い準備をするしかない」と語り、歩みを止めることなく、前を向いて進んでいます。
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