勉強と進路
親元を離れた海外でのキャンプがもたらすお子さんへの良い影響とは?
公開:2019年5月16日
プレミアリーグ連覇中の王者、マンチェスターシティの施設で英語とサッカーを学ぶことのできる宿泊型のプログラム。それが「サッカー留学@マンチェスターシティ(City football language school )」です。9歳から17歳を対象にヨーロッパ、南米、アジアなど世界中から少年少女が集まり、多様な価値観に触れることの取り組みが注目を集めています。(記事提供:アスリートブランドジャパン)
日本の窓口になるのが、テニスの名門IMGアカデミーへの留学など、子どもたちのためにグローバルな取り組みを提供しているアスリートブランド。代表を務める根本真吾氏に「サッカー留学@マンチェスターシティ(City football language school )」の特徴を聞くと「マンチェスターシティのトップチームが使っている施設(※)で、専門のコーチのもとでトレーニングが受けられること。"本物"に触れることのできるチャンスです」という答えが返ってきました。(※)全練習メニューがトップチームの施設で行われるわけではありません。
「エティハド・スタジアムの中も見学できますし、英語レッスン付きのコースでは、サッカーの試合を見ながら英語で記事を書いたり、試合についてディスカッションをしたり、記者会見の受け答えを英語でするといったことも経験できます。最初にテストをしてクラス分けをするので、英語力が低い子でも楽しめるプログラムになっています」
「サッカー留学@マンチェスターシティ(City football language school )」の参加者は9歳から17歳まで。(注・全日サッカーコースは11歳から17歳)。引率として、Jクラブでマネージャー経験があり、イタリア、スペイン、フランスなどでサッカー留学経験のある日本人が帯同します。「宿舎はマンチェスターシティのスタジアム近辺にある大学の寮なので、セキュリティは万全です。24時間警備をしているので不安はありません」(根本氏)と言います。
マンチェスターシティのサッカーに加えて、英語の勉強もできる「サッカー留学@マンチェスターシティ(City football language school )」。『半日英語・半日サッカーコース』では、午前と午後にそれぞれ勉強、サッカーというプログラムが組まれていて、根本氏には「世界中から子どもたちが集まってくるので、グローバルな経験ができるのもメリットだと思います」と言います。
「スペイン、イタリア、フランス、メキシコ、ブラジル、ドイツ、ロシア、スイスなど、世界各国から子どもたちが集まります。言葉の面で壁はありますが、一緒にボールを蹴ればすぐに友達になれます。日本では交流ができない人たちと出会うことができるのも、このプログラムのポイントです」
根本氏によると「言葉が通じなくても、積極的に話しかけに行くことで仲良くなれます」とのことで、日本とは違う環境に身を置くことで、成長するきっかけを得る子もたくさんいるそうです。
「言葉は違いますが、同世代の子たちが集まってくるので、それほど心配はいらないと思います。一緒にボールを蹴って、食事をするとすぐに打ち解けます。それは毎年、子どもたちを見ていると感じます。保護者の方には、子どもさんにチャレンジする場を与えるというイメージで、一度旅立ったら、任せて放っておくのが良いのかなと思います。宿舎はWi-Fi完備なので、簡単に連絡をとることができますが、親御さんが子離れするのも大切です」
1週間、2週間、親と離れて過ごすことで自立心が芽生える子も多いようで、自ら英語を勉強したいという子やサッカーのプレーでも積極的になる子、顔つきが変わってきた子も多く、保護者からも「行かせて良かったです」という感想が届くと言います。
「10代の若さで海外に行くと、多くのことを乾いたスポンジのように吸収します。その効果は将来、大きくなって進路を考えるときや夢を持つ上で、計り知れない効果があると感じています」
マンチェスターシティのトップチームの施設でトレーニングができ、英語も学べる「サッカー留学@マンチェスターシティ(City football language school)」。プレミアリーグ連覇中の王者のメソッドに触れ、世界中の子どもたちと交流ができる貴重な機会。夏休みの子どもたちにとって、かけがえのない経験ができる場になりそうです。