サッカーの基本はなんといってもボールコントロール。自分の思うようにボールを扱うことができれば、サッカーが楽しくなります。ボールコントロールがうまくなる方法のひとつが、リフティングです。リフティングは、足の使い方、重心の位置、身体のバランス、ボールタッチなど、一度に多くの動きを身につけることができます。
そこで今回は、個人を伸ばす指導に定評のある、町田JFC Jrユースの選手たちに、日頃から練習している「9種類のリフティング」を教えてもらいました。今回はそのうちの3つ、初級編を紹介します。冬休みの宿題にしてみてもいいかもしれません。さあ、レッツトライ!
■インステップリフティング
【やり方】
1:右足の甲で5回ボールをつく
2:左足の甲で5回ボールをつく
3:右足と左足の甲を交互に使って5回ボールをつく
【ポイント】
・足の甲で面を作る
・指の付け根でボールの中心をとらえる
・背筋を伸ばし、軸足のひざを使って身体のバランスをとる
・ボールが高く上がり過ぎないように、力加減を調節する
■太ももリフティング
【やり方】
1:右足の太ももで5回ボールをつく
2:左足の太ももで5回ボールをつく
3:右足と左足の太ももを交互に使って5回ボールをつく
【ポイント】
・太ももを平らにして面を作る
・ひざのやや上でボールの中心をとらえる
・背筋を伸ばし、軸足のひざを使って身体のバランスをとる
・ボールが高く上がり過ぎないように、力加減を調節する
■インサイドリフティング
【やり方】
1:右足のインサイドで5回ボールをつく
2:左足のインサイドで5回ボールをつく
3:右足と左足のインサイドを交互に使って5回ボールをつく
【ポイント】
・股関節を広げてひざを曲げ、インサイドで面を作る
・インサイドの真ん中でボールの中心をとらえる
・背筋を伸ばし、軸足のひざを使って身体のバランスをとる
・ボールが高く上がり過ぎないように、力加減を調節する
さて、リフティングの初級編はいかがだったでしょうか。最初は5回ずつにしましたが、簡単にできるようであれば、回数を増やすなどして調節してください。
リフティングをするときは、両方の足でやるようにしましょう。バランスよく身体を使うのが、上達のコツです。
この寒い季節、ウォーミングアップでリフティングをやって、身体を温めるのもいいですね。真剣に集中して取り組むと、身体がぽかぽかしてきますよ!
町田JFC //
東京都町田市を拠点に活動しているクラブチーム。「個を伸ばす」をテーマに、個人技に特化した練習は全国的に有名。ジュニア、Jrユースのカテゴリーがある。多くのJリーガー、日本代表を輩出している名門で、主なOBに小林悠(川崎F)、大前元紀(清水)など。公式HP はコチラ
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取材・文/鈴木智之 写真/サカイク編集部