サッカーの試合でよく聞くクロスという言葉。最初のころは実際どんなボールのことかわからないですよね。
この記事では、シュートチャンスを生み出す「アーリークロス」とはどんなプレーなのかを紹介します。
<目次>
1.アーリークロスとは?
2.アーリークロスのメリット
3.アーリークロスが使われるシチュエーション
4.まとめ
アーリークロスとは?
アーリークロスとは、サッカーにおいて、サイドを駆け上がった選手が、ゴールライン近くまで深く切り込む前に、比較的早いタイミングでゴール前に向けて上げるクロスボールのことです。
ちなみにクロスボールはセンタリングと表現されることも多いですが、意味は一緒です。
クロスの中でも特に、ゴールライン近くまで深く切り込まずに早いタイミングで上げるものをアーリークロスといいます。
アーリークロスのメリット
アーリークロスには、主に下記のようなメリットがあります。
守備側の対応の遅れを突ける:ディフェンスラインが十分に形成される前にクロスを上げることができるため、守備陣形が整う前にFWが有利な状態でボールを受けるチャンスが生まれます。
ゴール前のスペースを有効活用できる:ゴール前にいる選手だけでなく、後方から走り込んでくる選手にもチャンスボールを供給できます。
相手の意表を突ける:ディフェンダーは、サイドの選手が深く切り込んでくることを想定して守備をすることが多いですが、アーリークロスはそういった予想を裏切る攻撃方法となるため、相手の意表を突いてチャンスを作れます。
アーリークロスが使われるシチュエーション
アーリークロスは、下記のようなシチュエーションで特に有効な攻撃方法となります。
カウンターアタック時: 素早い攻撃が求められるカウンターアタック時に、少ない人数でも効果的にチャンスを作れます。
サイドにスペースがある場合: サイドにスペースがある場合、相手ディフェンダーはサイドの選手に寄せ切れず、アーリークロスを上げやすい状況になります。
スピードのあるFWがいる場合:スピードのあるFWがいる場合、アーリークロスに反応してゴール前に走り込むことで、決定的なチャンスを得やすくなります。
まとめ
アーリークロスは、状況判断と技術が求められるプレーですが、成功すれば一気に得点に繋がる可能性を秘めた魅力的な攻撃方法と言えるでしょう。
試合の中で状況に応じて使いましょう。