物事を前向きに捉えて、ワクワクすることを考えるだけで、未来が明るくなった気分になりませんか? 苦しいときこそ笑顔を絶やさず、時に開き直る。ネガティブな要素を無くすことで、誰でも毎日が楽しくなってくるはずです。
■今のあなたを作っているのは、過去の口ぐせです!
脳の大部分は食欲などの本能と、感情や快楽中枢などを制御する潜在意識が占めているそうです。潜在意識には人格はなく、心ではなくメカニズムで機械的に機能するもの。前向きな目標に向かっては成功のメカニズムが作用し、ネガティブな目標に対しては失敗のメカニズムが作用します。
「PK苦手だ・・・」と公言していると、本当に苦手になってしまい、PKを外すことは当たり前のことのように思えてきてしまいます。これでは、大切な試合でPKを決めることはできないでしょう。
口ぐせを変えることで、考え方や物事へのアプローチの仕方が変わってきます。
過去の口ぐせが今の自分であり、今の口ぐせが未来の自分を作るのです。
まずはいつもどんな口ぐせを言っているか、考えてみましょう。10分間、頭に浮かんだことを書いてみると、自分が何を考えているのか気づくことができます。
「めんどくさい」「ムリ」が口ぐせなら「やってやるぞ~」
「疲れた~」なら「まだやれるぞ!」に変えてみます。
口に出すことで体も反応して、動けるようになるはずなので、まずは一度トライしてみてください。
■自分を振りかえってみる
今何を大切に思っているのか、何を望んでいるのかなど、客観的に自分について考えてみましょう。そのために「今まで輝いていたときはどんなときだったか」を子どもにインタビューしてみてください。
インタビューをしてみると、何を楽しいと感じているのか、やる気の原点は何なのかがわかってきます。自分では気がつかなかった長所や性格もわかり、過去の良かった経験を思い出すことでモチベーションがUPできます。
■未来の自分からのメッセージに耳を傾ける
モチベーションを維持するためには、自分が達成したい目標を確認します。
- 達成したい目標を思い描きます。
- それはどんなシチュエーションなのか、風景や音、色、においなど五感をフルに使ってできるだけ具体的に感じ、イメージを膨らませます。
- 描いた映像の中に未来の自分がいるはずです。その未来の自分に話しかけてみましょう。未来の自分は今の自分へメッセージを送ってくれるでしょう。
ちなみに私が達成したい夢は「家をたてること」。未来の自分は今の私に「そのままがんばって!」と言ってくれました。そのことで、今がんばっていることがきっと将来の糧になると思えました。
ぜひ、子どもと試してみてください。日本代表でプレイしている自分を思い描く子どももいるでしょう。その自分から「リフティングが基本だよ。練習しよう」なんて言われたら、今すぐボールを持って飛び出して行くのではないでしょうか?
【取材協力】
WACアカデミー//
様々なチームや団体・企業向けに、前向きに積極的に取り組む姿勢を育てる「ポジティブ・シンキング」・「ロジカル・シンキング」両面をバランス良く鍛え、組織やチームの人間関係・信頼関係を築くためのコミュニケーション・セミナーや講座を提供している。
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取材・文/kilohana 前田陽子 写真/サカイク編集部(ダノンネーションズカップ2011より)