考える力
しっかりご飯を食べるなど生活面でも変化が! JACPA東京FCの3年生がサッカーノートを書き始めて自ら成長を感じること
公開:2024年3月 5日 更新:2024年3月 8日
サカイクが「しつもんメンタルトレーニング」とコラボし、作成した「サカイクサッカーノート」。しつもんに答える形式で書き進めることで、思考がまとまり、イメージが湧きやすいと評判を呼んでいます。
東京の強豪クラブ「JACPA東京」は、2023年11月からサカイクサッカーノートを使い、子どもたちの成長に役立てています。
今回は小学3年生の選手2名に「サカイクサッカーノートの使い方と感想」をうかがいました。
低学年でも活用できる、サカイクサッカーノートの魅力とは、一体どんなところでしょうか?
(取材・文:鈴木智之 写真:船倉嘉剛)
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■サッカーノートで生活面も自ら意識するようになった
小学3年生 國松亮友(くにまつ りょうすけ)くん
―――サッカーノートを書き始めたのは、いつからですか?
3年生の1学期からです。練習や試合の前と後に、その日の目標や感想などを書いています。
―――書き始めることになったきっかけは?
お兄ちゃんがサッカーをしていて、自分もああいうプレーがしたいなと思ったのがきっかけです。うまくなるためには、どんなプレーをしたほうがいいかとか、書くことが大事だと思ったので、ノートを書くことにしました。
――書き始めは、どのようなノートを使っていたのですか?
普通の白紙のノートに「できること」と「できないこと」を分けて書いていました。できることはもっと伸ばせばいいし、できないことは次にがんばればいいと思ったからです。
――その後、サカイクサッカーノートを使うようになりましたが、違いを感じることはありますか?
サカイクサッカーノートは、目標をたてて、そのために何をすればいいかを書くところがあるので、振り返りに役立っています。自分がやりたいプレーについて、3つのことを書くところがあるのもいいと思います。
――やりたいプレーには、どんなことを書いていますか?
体を張る、決定的なところでシュートを決めるなどを書いています。
――得意なプレーはなんですか?
声を出すこととロングシュートです。
――好きな選手はいますか?
クリスティアーノ・ロナウドです。ドリブルもうまいし、シュートもうまいからです。
――サカイクサッカーノートの書きやすいところは、どういうところですか?
グラウンドの中と外のことを分けて書けるところです。生活面では、ご飯をたくさん食べると書いて、たくさん食べられるようになりました。
――ノートをお父さん、お母さんに見せることはありますか?
たまにあります。お父さんはサッカーのコーチなので「こうしたらいいよ」と教えてくれるので、それを見て書き直したりしています。
――ノートを書くことによって、成長したなと思うことは?
体を張ったプレーができるようになったことです。これから、まだできないドリブルをがんばって、いつかできるようになりたいです。
■ノートに書くことで、試合中「次のプレーのイメージ」が浮かんでくるようになった
小学3年生 松島光太朗(まつしま こうたろう)くん
―――得意なプレーは何ですか?
ディフェンスで奪ったボールを前につなぐことです。
―――好きな選手はいますか?
メッシです。ドリブルが上手くておしゃれだし、いつも輝いているからです。
―――自分のプレースタイルはどういう感じですか?
ディフェンスでガツガツいって、攻撃もうまいと思います。
―――サッカーノートは、いつから使い始めていますか?
去年の11月からです。最初は白紙のノートに、スクールでやったことや将来の目標などを書いていました。
―――ノートを書こうと思ったきっかけは?
サッカーIQが高まると思ったのと、どうしたらうまくなるか、相手に勝てるかが頭に入ると思ったからです。
―――サカイクサッカーノートの良さは、どのあたりにあると感じていますか?
サカイクサッカーノートは質問が具体的で、わかりやすいです。書くことが頭に浮かんでくるので書きやすく、練習開始前に書いて、練習が終わった後、家に帰って書いています。
―――書くことによって、変わってきたことはありますか?
仲間とのコミュニケーションが変わってきました。プレー面では、ここにパスを出せば、点が決まるというところに、パスをすることができるようになってきました。ノートに絵を描くことで、試合のときに、次はこのプレーだなって、頭に浮かんできます。
―――ノートをお父さん、お母さんに見せることはありますか?
練習の後に書いて、毎回お父さんに見せています。読んで感想をくれたり「すごいな」「よくこんなに書けるね」と褒められます。お父さんは練習を見たときの感想を書いてくれるので、このノートはいいなと思います。
―――具体的に、どのようなことを書いていますか?
試合や練習のときに、1対1で勝つと試合でも勝てるとか、ドリブルのときは、足のここでボールを触るとかを書いています。サッカー以外では、家のお手伝いをするとかも書いています。
―――ノートに書いたことに対して、お父さんの感想は?
「声が大きく、パスをもらうアピールも良くなっています」「準備が早く出てきていたので、そこも良かったです」と書いてくれました。
―――このノートを、もっとサッカーがうまくなるために、どう活用していきたいですか?
うまくできたことだけでなく、失敗したことも書いて、振り返って、次にどういうことができるかを考えたいです。それが一番、意味があると思います。
ふたりとも小学3年生ながら、ノートにびっしりと文字を書き、こちらの質問にも明快に答えてくれました。ノートを書くことで頭の整理がついたり、ボキャブラリーの増加にもつながっていることがうかがえました。
サッカー面の成長だけでなく、考える力向上にもつながるサカイクサッカーノート。ぜひ個人やチームで取り入れてみてはいかがでしょうか?
次回は小学2年生の二上凌真くんと濵辺豊コーチの感想を紹介します。
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