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「何やってんだ!」と叫んでいた親たちが変わった サッカー少年の親の心得10か条とは

公開:2024年6月10日

キーワード:サカイク10か条サポート自分で考える自立親の心得

子ども自身が、サッカーが上手くなることや勝利を目指すことは大事なことですが、親御さんの方が熱が入ってのめりこんでしまっていることはありませんか。

子どもがサッカーを楽しんで自ら伸びていくために大事なことがあります。

クラブチーム、少年団などの所属先、チームの強弱やサッカーの上手い下手関係なく、全てのサッカー少年少女の保護者に大事にしてほしい親の心得「サカイク10か条」。

サカイクでは4月に希望チームを募り、10か条のチラシを保護者に配布してもらいました。その中のいくつかのチームに、保護者の反応を伺いました。

 

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写真はサッカー少年のイメージ

<<関連記事:子どものやる気が見えない時どうすればいい? 先輩ママがやってる声掛けなどを紹介 

 

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■ポジティブな声かけに変わった 

教員でもあり、スポーツ少年団も代表を務めるAさんは、もともと子どもが悩み、自分で考えて答えを出すことが大事だという考えで、子どもたちに考えさせる指導をしていて、サカイクにも賛同していたそうです。

サカイクのSNSで10か条の存在を知り、特に第2条、3条、9条に共感してくれていたとの言います。

第2条:今日の結果ではなく、子どもの未来に目を向けよう
第3条:子どもの力を信じて、先回りせずに見守ろう
第9条:サッカー以外のことを大事にしよう

今回の応募の理由は、上記のような接し方の理由を理解していただくことと、保護者の皆さんに親のスタンスをご理解いただきたかったためだそう。

実際に配布してみて保護者の皆さんの反応はというと、特に試合での声かけが変わったとのこと。

以前は「何やってんだ」「下手くそ」と言った声が多かったそうですが、最近では試合に負けていたり我が子のプレーにちょっとイライラする様子はあっても、それを声に出さず、ポジティブな声援を送るようになり、チームの雰囲気が変わりつつあると教えてくれました。

第6条「ダメ出しや指示ではなく、ポジティブな応援をしよう」が響いたようですね。かける言葉を変えるのは、親御さんにとっても取り組みやすいのかもしれません。

 

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■チーム代表も「これ良いね」と賞賛、ラミネートして部室に掲げた

2人目は、幼少期からサッカーを始め現在でもシニアでプレーをするBさん。甥っ子がサッカーを始めたことで現在のスポーツ少年団で指導を始め、指導歴22年になるベテランコーチです。

ケンカが絶えない子どもたちへの接し方に悩んでいた時期にサカイクに出会い、賛同してくださっているそう。

今回の応募のきっかけは、どうしても子どもたちにダメ出ししがちな保護者の皆さんに、10か条で親の在り方を伝えたかったから、と教えてくれました。

10か条を配布したところ、保護者よりもチームの代表(監督)が「これいいね」と誰よりも賛同してくれて、ラミネートして部室に貼ってくれたそうです。

「サカイクも自分たちの方針と同じようなことを言っている」と、指導者たちの背中を押す存在として、次回は保護者会でチーム理念を伝えるとともに配布したいとの要望もいただきました。

 

■自分だけが知っているのはもったいない 良いものを共有したかった

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写真はサッカー少年のイメージ

 

3人目は、中学の教員でありスポーツ少年団で保護者兼コーチをしているCさん。

部活動の顧問を任されたときに、指導方法や練習メニューに悩みサカイクの連載(あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ])に出会い、考える力の大切さや子どもたちの主体性を伸ばす大人の在り方に、「自分の考えで良いんだ」と背中を押されたそうです。

現在指導している少年団では、勝敗よりも楽しさを重視し、全員出場させる方針とのことで、サカイクの理念と親和性の高いチームなのだそう。

10か条に応募したきっかけは「自分だけが10か条を知っているのはもったいない。良いことはみんなに共有したい」という思いからだと教えてくれました。保護者とコーチ陣が同じ方針のもと一体感をもって子どものサッカーを見守る姿勢も大事だと、自分に対しての戒めでもある、とも。

10か条を受け取った保護者の皆さんは、我が子を応援するのは良いけど、親が過保護になってあれこれ手を出し過ぎない「見守りのスタンス」が大事だということに理解を示していたそうです。

 

どうしても「まだ子どもだから」とあれこれ親が世話をしてしまったり、プレーへのダメだし、大会に出るようになると勝敗ばかり気にしてしまう......。など親として気になることはあると思いますが、サッカーは親がしているものではなく、子どもがしているのです。

親があれこれやってしまうのは自立を妨げてしまいます。サッカーを思い切り楽しみ、自ら考えて動く、それが選手として人間としての成長につながるということをご理解いただいて、保護者のみなさんは子どもたちを見守ってポジティブに応援していきましょう、というのがサカイク10か条でお伝えしていることです。

そうすることで、保護者の皆さんも子どものサッカーがもっと楽しい時間になるはずです。

 

子どもが心からサッカーを楽しむための親の心得「サカイク10か条」に興味がわいた、もっと知りたいという方はこちらからご覧ください。

サカイク10か条
https://www.sakaiku.jp/static/about.html

10か条チラシをチームへ配布を希望されるかたは、下記よりお申込みください。
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