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蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
最近練習に身が入らない息子、ライバルに差をつけられ親が焦っています問題
公開:2023年3月22日
■親が子どものサッカーに関わりすぎ 本人の好きにさせてあげればいい
(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)
三つめ。
子どもの意思を尊重してほしいと思います。隣の小学校が強くても、息子さんはそこに行きたがっている。しかも、コーチと合わずいつも怒られているとあります。なのに、なぜ移籍させてあげないのでしょうか。
少年サッカーで子どもを怒ってばかりの指導者など、この時代はあり得ないと考えてください。隣の小学校のチームが良い指導であれば、子どもの好きなようにさせてあげればいいと思います。
お母さんも移籍を反対しているとのことなので、両親ともに息子さんのサッカーに強くかかわり過ぎるようです。二人とも、もっと肩の力を抜いて「この子はどんな大人になるのかな?」と眺める気分で子育てをしましょう。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)『スポーツ毒親 暴力・性虐待になぜわが子を差し出すのか』(文藝春秋)など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『高学歴親という病』(講談社α新書)。
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文:島沢優子
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