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あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
ダメ出しばかりする指導者に疑問 子どもたちが理解してなくても、事あるごとに指示を出すほうがいいの?
公開:2018年6月 1日 更新:2019年3月18日
■懸命に返事する子は委縮している可能性も
※写真はサカイクキャンプの写真です。 質問者及び質問内容とは関係ありません
形から入るのは日本の武道では重要かもしれません。が、私たちが子どもとやっているのはスポーツなのです。それは体を鍛えるためにやる体育でもありません。
「返事は大声でハイ!だろ!」とか「あいさつはちゃんとお辞儀して」などとやっているなかで、自由にサッカーをする空気が果たして生まれるのか。大人から叱られないように一生懸命返事をする子どもは「返事しなくちゃ」「礼儀正しくしなくちゃ」と萎縮していることが少なくありません。
だから、自由な発想など生まれないし、コーチが伝えたいことは頭に入らないのではないでしょうか。
「お、来たね。こんにちは! 今日はやる気満々って顔してるね?」
「そうでもないよ~。でも、がんばりまーす」
そんなコミュニケーションでまったく構わないと私は思います。
池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
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文:島沢優子
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