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あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
思春期? 上手いけど一旦機嫌が悪くなるとチームメイトも腫れ物扱いする子に指導者はどう接したらいいか教えて
公開:2024年5月10日 更新:2024年6月 5日
■変化を促すために、撮影して本人に見せるのも一つの手

以前、すごいドリブラーに出会ったことがあります。そこで中学生とやらせました。すると1か月もすると、中学生のディフェンスを抜けなくなりました。小学生のうちにそういうことを体験させる必要があります。
小学生のチームだと自分ひとりでやってしまい、フリーの子にパスしない子どもをよく見かけます。そんなときはこんな話をします。
「フリーの子にパスしたら? そうすれば、みんな嬉しいよ。サッカーはチームでやるものだよ」
そういった上手い子は、ミスした子を責めることもあります。そのときも「みんなでやるスポーツだ」と言い続けることが重要です。それがチームのスローガンになれば、パスしなかった子も変わっていきます。
その子の様子をビデオで撮って見せるのもいいでしょう。
胸でトラップするとき、手を広げてトラップしようと伝えるのですが、どうしてもできない中学生がいました。注意しても「僕は手を広げてる」と言い張ります。パスを出さずひとりでドリブルする子でした。
手を広げないと審判からはハンドに見えることがあるので習得してほしい技術です。
よってビデオに撮って見せました。観念したような様子でしたが「これは僕じゃない」と言いました。そんな子でも、少しずつ変わっていき、次第にパスができるようになりました。
指導者によって選手は変わります。子どもを伸ばしてあげてください。
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