1. サカイク
  2. 連載
  3. あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
  4. 次のプレーを予測できず受けてからドリブルかパスを出せる相手を探してしまう。どうしたら予測して動けるようになる?

あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

次のプレーを予測できず受けてからドリブルかパスを出せる相手を探してしまう。どうしたら予測して動けるようになる?

公開:2026年9月25日

キーワード:お父さんコーチパスプレー予測ボールコントロール池上正鳥かご

次のプレー予測をして動くのが苦手な子どもたち。ボールを足元で受けてからドリブルするかパスできる見方を探している。

次のプレーを予測して動きながらコントロールできるようになってほしいが、どんなふうに教えたらいい? と悩むお父さんコーチ。

ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんが、トレーニングの順番をお伝えします。
(構成・文:島沢優子)
 

(写真は少年サッカーのイメージです)

 

<お父さんコーチからの質問>

池上さん初めまして。スポ少で指導をしている保護者兼コーチです。

悩みは、どうしても足元で受けてしまうことです。 U-10を担当しているのですが、次のプレーを予測して動くことができなくて、ボールを受けてからドリブルするかパスできる相手を探してしまいます。

動きながらコントロールする、次のプレーを予測してファーストタッチをすることを覚えさせたいのですが、どんな練習メニューが良いですか?

 

あなたの過干渉度は何パーセント?
LINE友だち登録で診断>>

 

620_300.png

 

<池上さんからのアドバイス>

ご相談ありがとうございます。

10歳以下は小学4年生ですね。まず、ご質問にある練習メニューについては、私がよくやるのは前進しながらのシザースパスでしょうか。

最後にどちらかがシュートを打って終わります。試合のなかでもこんなことがあるよねと伝え、なるべく早くゴールへ行くためにはパスをどこに出しますか? と問いかけます。

あるいは「シュートを打つまでにパス5本で行ってみよう」とか「パス3本で次行くよ」と条件を付けます。その際によく言うのは「先読み」のこと。

どのあたりにボールを出すと相手が取りやすいか、次に自分はどこでもらったらとりやすいのか、もしくはシュートが打てるか? そんなふうに先読みをしてもらいます。

「それができるようになるとスムーズに素早くゴールまで行けるよね」と話します。そんなふうにして、「動きながらプレーする」ことへの理解を深めてもらいます。

 

■トレーニングの順番① 最初はダイレクトで行う

トレーニングの順番としては、最初はダイレクトでやってもらいます。

なぜなら「ツータッチでやってごらん」と言うと、子どもたちはボールをコントロールすることにこだわってしまい、早く前に進むという最大の目標を忘れてしまうからです。

最初はハーフラインからスタートし、ゴールに向かってパスしながら移動します。相手のスピードを止めないように、パスを出すにはどうしたらいいか? スピードをゆるめずにボールを運ぶには相手のどこに出せばいいか? という感覚を養ってもらいます。

パスが決してスムーズにつながらなくてもよく、どれくらい前にパスを出すかを習得してもらいます。

 

■トレーニングの順番② ツータッチにしてスピードを落とさずパス

次にツータッチにすると、スピードを落とさないためにどこにパスを出すかがわかっているので相手が走ったところに出せるようになります。

受け手は走る前のスペースにコントロールしないとスピードが落ちてしまうことがわかっているので、そこに意識を向けてもらうとうまくできるようになります。

動きながらコントロールして、動きながらパスを出す。スピードに乗ったままやるようなことがだんだん理解できるようになります。

また、慎重になるとスピードが低下しがちです。それを防ぐため、例えば「8秒で行ってみよう」と言って「1、2、3」などと数えてあげたり、2つの組を競争させる時もあります。入り口としてそんなトレーニングを行ってください。

 

■トレーニングの順番③ 鳥かごを3対2で行う

加えて、鳥かごのやり方を工夫します。

例えば3対1の鳥かごの場合、ディフェンスに取られないように3人でパスを回すのですが、3人が動かないことが多いです。これをやりすぎるからスペースにパスを出す感覚が養えないのではないかとさえ思っています。

そこで、3対2にします。そうすると3対1のときよりも、3人が動かなくてはパスがもらえなくなります。具体的に言うと、相手が動いている先にパスを出さなくてはつながらないため、子どもたちは動きながらやるようになります。

コントロールする際も、次にパスを出すために相手から離れてパスを出そうとするため動きながらコントロールします。つまり、より実戦的になるのです。

この鳥かごの3対2を、私はいろんなところでお勧めしています。変形させたり、練習場が広ければ「スペースを存分に使って動いていいよ」と声をかけてください。

さらにはゲーム形式にしてもいいでしょう。例えば3対3にして、ターゲットマンをゴールラインにそれぞれ2人置いて試合をします。3人がそのターゲットに当てたら、今度は反対に攻撃できます。

そこでドリブルはナシと制限をつけるのもありだとは思いますが、まずはフリーでやらせてください。

 

「ダイレクトパスのみ」などルールを与えるのも良い

1  2

コーチからの【チーム指導の悩み】に池上正さんがお答えします ※チーム指導者からの相談受付です。「わが子」の悩み相談ではない旨、ご理解賜りますようお願い申し上げます※記事になります
※質問の文言を記事にさせていただくことがあります。その際はプライバシーには配慮します。
あなたが指導している【チーム】の年代を教えてください必須

こちらもおすすめ

「技術だけじゃない」からこそ価値がある。強豪校に通う子を持つ"先輩サッカーママ"が現場で実感した「サカイクキャンプの価値」
「技術だけじゃない」からこそ価値がある。強豪校に通う子を持つ"先輩サッカーマ...
2026年2月19日
高いレベルでサッカーをしている(していた)2人の子どもを育てるサッカーママAさん。娘さん、息子さんともに東京都Tリーグ一部の強豪チームに所属。高2の息子さんは現役部活生。二人の子ど...続きを読む

サカイク公式LINE
\\友だち募集中//

子どもを伸ばす親の心得を配信中!
大事な情報を見逃さずにチェック!

友だち追加
サッカー少年の子育てに役立つ最新記事が届く!サカイクメルマガ
構成・文 島沢優子

募集中サカイクイベント

サカイクイベント一覧

関連記事

関連記事一覧へ

あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]コンテンツ一覧へ(237件)

コメント

  1. サカイク
  2. 連載
  3. あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]
  4. 次のプレーを予測できず受けてからドリブルかパスを出せる相手を探してしまう。どうしたら予測して動けるようになる?