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U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021
元日本代表・久保竜彦さんが2年連続監督 試合中「声を出さない」理由とは
公開:2022年1月 4日
1月3日(月)に開幕したU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2021。毎年海外クラブを招いて同年代の世界レベルと本気で対戦できる大会です。
新型コロナウイルスの影響で2年連続の国内チーム同士の対戦となりましたが、子ども達は各地域予選を勝ち抜いてきた精鋭同士の戦いを楽しんでいます。
昨年に続き「大和ハウスFUTURES」の監督を務める久保竜彦さんに、監督として子どもたちの良さを引き出すためにどんなことを意識したのか伺いました。
(取材・文:貞永晃二、写真:浅尾心祐)
昨年に続き「大和ハウスFUTURES」の監督を務める久保竜彦さん (写真:浅尾心祐)
■気持ちよくプレーできるよう考えている
――昨年の大会に続き監督を受けられた理由は?
久保 楽しかったし、自分が選んだ選手じゃないけど、サッカー好きな子どもがいっぱいいたから楽しかったですね。短期でいっぱい試合をするから、疲れの部分を考えるようにしているけど、なかなか難しいです(笑)。初戦でケガ人も出たけど、試合前に2人辞退が出てるので、ケガしないようにギリギリのところを見ています。
――どういう試合をしてもらいたいか?
久保 攻撃的に、ゴールがでかい(大人用)し、シュートを意識してゴールを獲るんやというプレーをやっていこうと言っています。選手は勝ちたいと思ってやっているし、なるべく自分の(持っている)動きをできるようにポジションや組み合わせを、自分の知っている範囲で選手が少しでも気持ちよくプレーできるように考えてやっています。
――初戦は勝利でした
久保 逆転だったしいい感じでした。日頃は8人制でやっているらしいですが、(大人用のピッチとゴールで)いろいろ経験するのはいいことだと思います。
――久保監督の子どもの頃は?
久保 当時は8人制はなくて11人でしたし、土のグラウンドでボコボコで、こんなきれいなところでやったことはなかったです。俺たちの時代のサッカーとは違いますね。うらやましいというか、みんな上手いですね。
■試合中声を出さない理由
――残りの試合に向けては?
久保 1試合目が(緊張で)選手がカチカチだったので、次はどうなるか見ながら勝ち残れるようにやっていきたい。
――選手からどう見られていると思いますか?
久保 誰? このオッサンって感じじゃないですか(笑)。(選手の頃)まだ生まれてないしね。こわいオッサンって感じじゃないですかね。
――試合中はどっしり座って見ているように見えましたが声も出さない感じでですか?
久保 声は出さない。邪魔になるし、自分が言われるのは嫌いだったし(笑)。言っても聞いてないしね(笑)。ハーフタイムに気づいたことを言うくらいです。ポジションの取り方とボールばっかりになっていたから、もうちょっとリラックスしてやろうと。
――2試合を終えて
久保 選手の特徴が分かってきたから、自分たちのイメージでやってくれたと思います。明日、2試合目に出なかった選手を見て、たぶんもっといい組み合わせがあると思うので引き出せるように接していきたいなと。
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