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U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024

ワールドチャレンジで優勝した、バディーサッカークラブ梅澤監督が語る「強さの秘訣」

公開:2024年8月27日 更新:2024年9月20日

キーワード:MVPバディーサッカークラブワーチャレワールドチャレンジ優勝幼児体育

『U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ』。見事、優勝に輝いたのが、バディーサッカークラブ(神奈川)です。決勝戦では、強豪・柏レイソルU-12を4対0で下す、圧巻の勝利でした。

チームを優勝に導いた梅澤勇人監督と、準決勝、決勝でゴールを決めた、田中譲選手。大会MVPの浅利蓮生選手に、話をうかがいました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)

 

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U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024優勝したバディーサッカークラブ(C)新井賢一

 

<<ワーチャレ記事:決勝前半で4得点! 強豪街クラブ、バディーサッカークラブが大会初優勝

 

■梅澤勇人監督「立ち上がりの早い時間帯に点が取れた」

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 梅澤勇人監督(C)新井賢一

 

梅澤勇人監督

――優勝おめでとうございます。決勝戦を振り返って、感想を聞かせてください。

最高です。嬉しいです。

 

――立ち上がりから中盤のプレスがはまり、先制点に繋がりました。

(相手の攻撃を)ペナルティエリアぐらいまでは我慢しようと思っていたんですけど、プレスがはまって、立ち上がりの早い時間帯に点が取れたのが勝因だと思います。

 

――準決勝では先制された後に追いつき、決勝は無失点で勝ち切りました。大会を通じて、勝負強さを発揮していた印象ですが、どう感じていますか?

バディーの歴史として、粘り強く、魂を込めて戦うところがあります。終了間際の得点や逆転勝ちが多いのがバディーなので、そこは受け継げているのかなと思います。

 

――その辺りは普段の指導の賜物だと思いますが、向上させるために心がけていることは?

最後は諦めないことと練習ですね。練習の量と質だと思います。普段から球際だったり、そういうところはしっかり厳しくやっていると思います。

 

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■心や気持ちが強くなってきた

――U-12監督という立場で何年目になるんですか?

U-12の監督としては今年が初めてですが、この子たちが1年生のときから、僕が指導してきました。

 

――下からの積み上げがあるんですね。

そうですね。いろんな人たちのおかげで、ここまで来ることができました。成長という意味では、まだまだ子どもな部分がありますけど、心というか気持ちの部分が強くなってきたかなと思います。

 

――U-12は上に繋げる年代ですが、大事にしていることは?

ありきたりですが、常に全力で、練習をしっかりやることです。競争が多いチームなので、試合に出ていることに感謝の気持ちを持ってプレーすること。ピッチに立ったからには、戦うことが大切です。選手たちには「試合に出たい選手はたくさんいるんだよ」という話をしながら、「試合に出るからには、しっかりやろう」と言っています。

 

――選手みなさん、運動能力が高いように見えました。どのような取り組みをしているのでしょうか?

バディーは幼児体育もやっています。私たちスタッフは横浜を拠点にいろいろな幼稚園、保育園、子ども園に行き体育指導を行っています。選手の大半がそこで幼児の時期からサッカーだけで無く、いろいろな運動を経験し育っています。そんな環境で育つことがサッカーに繋がる部分の一つだと思います。

 

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■世界を肌で感じることがプロに繋がる

――ワールドチャレンジは海外勢に挑戦する大会ですが、大会の意義についてはどう考えますか?

いまの子どもたちは、世界のサッカーが身近にある環境にいます。世界を肌で感じることは、プロに繋がる一歩なのかなと思います。本当はバルサとやりたかったんですけど、バルサに勝った強いヴェルディさんとやれて良かったです。

 

――MVPの浅利蓮生選手は、どのあたりが評価されたと思いますか?

献身性と球際の強さ、狙いどころですね。彼があそこでガッツリ行ってくれたことで、1点目のゴールも生まれています。(ボールホルダーに)寄せて、プレーを遅らせることはみんなできるんですけど、そこで奪い切る力が、彼はすごいと思います。

 

――監督も納得のMVP?

そうですね。(大会側が)よく見てくれたなと思います。ほかに(決勝で2点決めた)田中譲や、(攻守の中心として活躍した)10番(徳武魅)とかも、見てくれているかなと思っていました。

  

■チームのために点を取れるように意識している

試合後、選手たちに話を聞きました。

インタビューを受けてくれたのは田中譲くん(7番)、浅利蓮生くん(19番)。

 

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7番 田中譲くん(C)新井賢一

 

7番 田中譲くん

――決勝戦の感想を聞かせてください。

コーナーのこぼれから2ゴールできて、チームも4対0で勝てて本当に良かったです。 

 

――準決勝でも点を決めましたが、普段から点を取るタイプの選手なのですか? 

はい。チームのために点を取れるように、普段から意識しています。 

 

――得意なプレーは? 

前を向いた状態から仕掛けたり、オフ・ザ・ボールの動き出しから点を取るプレーです。 

 

――好きな選手と将来の目標は? 

クリスティアーノ・ロナウド選手が好きで、将来は世界で活躍する選手になりたいです。 

 

――優勝という結果で終わりましたが、自分にとって、どういう大会でしたか? 

正直に言うと、バルサとやりたかったんですけど、11人制という、いままでとは違う大会で優勝できたことは、良い経験になったと思います。

 

■守備でボールを奪い、攻撃に繋げるプレーが良かった

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大会MVP 19番 浅利蓮生くん(C)新井賢一

 

19番 浅利蓮生くん

――優勝とMVPおめでとうございます。この大会はどんな大会でした? 

海外からいろんなチームが来て、11人制なので難しい部分もあったのですが、チームが一つになって、優勝できた大会でした。 

 

――MVPに選ばれると思っていましたか?

いや、全然思っていませんでした。

 

――監督が「ボールを奪い切るプレーが素晴らしい」と言っていましたが、自分としては? 

そこが武器なのでもっと伸ばして、全体的にバランス良く、武器を活かしながらプレーできたらいいなと思います。 

 

――この大会で通用したプレーは?

守備でボールを奪ってから、攻撃に繋げるプレーが良かったんじゃないかなと思います。決勝の1点目もその形でした。

 

――将来の目標と好きな選手は? 

将来の目標はプロサッカー選手になって世界で活躍すること。好きな選手は自分のプレースタイルとは違うのですが、三笘薫選手が好きです。チームを勢いづけるプレーをして、チームを勝たせられるところが好きです。 

 

――今後に向けて、気持ちを聞かせてください。 

優勝できて嬉しいですし、これから次の全国大会の関東大会があるので、そこでも自分のプレーをして、チームを勝たせられる選手になれたらいいなと思います。

 

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