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あなたのしつもんが子どもを変える!わが子にとって最高のしつもんとは

子どものサッカー上達だけじゃない!しつもんは夫婦間のコミュニケーション不足解消にも役立つ

公開:2016年3月 7日 更新:2019年7月 9日

子どもが答えたくなるしつもんの仕方や、子どもとの会話の中でしつもんを発展させていくコツ、子どもに一日を振り返ってもらうしつもん術。当連載ではこれまで、あなたとお子さんとのコミュニケーションを向上させるためのしつもん術をご紹介してきました。
 
今回は、しつもんを夫婦間のコミュニケーションツールとして活用する方法をお伝えします。子どもができると子ども中心の生活になり、ついつい夫婦間のコミュニケーションをおろそかにしてしまいがちです。でも、子どものこれからのことを夫婦間でしっかりと話し合い、お互いが支え合うことが、子どもの成長にもつながるのではないでしょうか。しつもんメンタルトレーナーの藤代圭一さんと、『しつもんサッカーカレンダー』愛用者のおふたりに話を聞きました。(取材・文 鈴木智之)
 
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木暮家の『しつもんサッカーカレンダー』。毎月、旦那さんからお子さんに向けて一言が添えられる
 
<<あなたのひと言が一日を振り返るきっかけに!子どもの成長を促すしつもん術
 
 

■子どもの将来の話をするためのきっかけになる

藤代:今回は、しつもんサッカーカレンダーを使った家族のコミュニケーションについて、話をうかがえればと思っています。
 
川沼真里子さん&小暮なみさん:よろしくお願いします。
 
藤代:(小暮さん持参のカレンダーを見ながら)お父さんが「世界へ行くならスーパーになれ!」と、コメントを書いているページがありますが、何かきっかけがあったのですか?
 
小暮:以前から、子どもが寝た後にこの子が将来の夢を叶えるためにはどうすればいいだろうという話を、主人としていました。それがあったから、しつもんサッカーカレンダーを見つけて、コメントを書いたのかなと思います。
 
藤代:お子さんの夢というのは、どのようなものですか?
 
小暮:まだ小学5年生なので、かなり漠然としているんですが、昔から「FCバルセロナに入りたい」と言っていました。4月から6年生で、中学校に上がる準備もしなければいけない時期に来ているので、主人と「将来の話は、どうやってしていこうか」と話しています。
 
藤代:なるほど、そういう経緯があったのですね。川沼さんはカレンダーを使って、家族間でどのようなコミュニケーションをとっていますか?
 
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旦那さんとの役割分担を話してくれた川沼真里子さん
 

■夫はプレーについて口出ししない!夫婦間での賢い役割分担とは

川沼:子どもが小学生の時、夫婦で試合を見に行っていたのですが、主人は子どものサッカーについては、プレーが良くても悪くても、何も言いませんでした。なぜかというと、母親である私が、子どものサッカーに関わっているからです。主人まで口出しをして、ふたりで子どもに色々言ってしまうと、やる気をなくしてしまうかもしれないからと。以前、長谷部誠選手の本で読んだのですが、長谷部選手のお祖父様も、見には行くけど口は出さないというスタンスだったようです。子どもとしては、見られているだけで安心すると思うので、それを目指しています。
 
藤代:お父さんが、お子さんが書いたしつもんサッカーカレンダーを見ることはありますか?
 
川沼:うちは冷蔵庫にカレンダーを貼っているのですが、何気ない感じで見ています。子どもが近くにいるときに、カレンダーの前に行って見たり。ジロジロは見ないです(笑)
 
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夫婦間のコミュニケーションツールとしても『しつもんサッカーカレンダー』をうまく活用している木暮なみさん
 

■しつもんサッカーカレンダーを書くことが、自分で考える習慣のきっかけに

藤代:子どもの成長に役立てるのはもちろんのこと、夫婦間のコミュニケーションのツールとして、しつもんカレンダーを使ってくれていてすごくうれしいです。4月から新しいカレンダーになりますが、どのように活用していく予定ですか?
 
小暮:うちの子は4月に小学6年生になります。カレンダーを使うことで、考えて行動することが習慣づくといいです。それと、日々を振り返ること、自分と向き合うことがテーマです。
 
藤代:カレンダーを書くことで、考えるきっかけになると良いですね。
 
小暮:そう思います。あとは、前に進むための目標を決めることが、習慣になってくれればいいなと思います。
 
藤代:5年生から6年生になることで、書く内容に変化がありそうですね。
 
小暮:そうなんです。最近、頭の使い方が変わってきていると感じることが、よくあります。それはサッカーのプレーもそうですし、話す内容にしてもそうです。いままでは、私の言葉に対して「うん」と流すことが多かったのですが、最近は自分なりの意見を言うようになりました。自分の意見を言う、自分の意志でコーチに聞きに行くといったように、自分発信で行動ができているようになったのを実感しています。
 
藤代:小学校高学年は、成長が目に見えてわかる年頃です。カレンダーを使うことで、さらに成長するきっかけになってくれれば、僕としてもすごく嬉しいです。川沼さんのお子さんは、4月から中学2年生ですね。
 
川沼:思春期なので、不安に思うところもあります。ただ、カレンダーを書いてくれれば、最低限の会話はできるかなと思っています。カレンダーを見れば、こちらからたくさんしつもんを投げかけなくても、なんとなく彼の気持ちもわかるかなと。いまのところ、カレンダーは続けようと思っているようなので、親子間のコミュニケーションの助け舟になってくれればと思っています。
 
藤代:私自身、カレンダーを通じてコミュニケーションをとってほしいと思っています。直接だと聞きづらいことも、カレンダーに、今日の出来が40点と書いてあったら「どうして40点だと思ったの」と、カレンダーを通すことでコミュニケーションがしやすくなります。共通の話題があるので、これを見ながら話をしてほしいなと思っています。カレンダーを書くときに、完璧でなくてもいいんです。義務感にかられて「書かなきゃ」というのが一番良くありません。親御さんからすると、「せっかく買ったんだから、ちゃんと書きなさい」という気持ちになることもあると思いますが、何か違うことに夢中になっているのかもしれませんし、単純に書きたくないのかもしれません。もしそうであれば、そこから会話を広げていくツールとして、使ってみてください。「カレンダー、使わないんだったら、お母さんが使ってもいい?」と冗談を交じえて伝えてみたり。コミュニケーションの一貫として取り組んでもらえたら最高です。
 
 

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タブレットで学ぶ小学生向け通信教育『スマイルゼミ』では、『みまもるトーク』という、子どもを褒めやすくなる仕組みがあります。子どもが学習を終えると、お父さんお母さんのスマートフォンにポップアップ機能で通知が入るシステムで、すぐにお子さんの学習内容をチェックして褒めてあげることができます。また、家族だけでメッセージやスタンプのやりとりができる機能もついているので、仕事で忙しいお父さんでも、お子さまの学習について、踏み込んでコミュニケーションを図れます。
 
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※学校生活にあわせた4月始まりのカレンダーです。2017年3月までお使いいただけます。
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【この連載の過去記事はこちら】
サッカー少年のママに聞いた!子どもがうれしそうに答えてくれるしつもんの方法
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子どもの本音を引き出す!しつもんを発展させる5つのコツ
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あなたのひと言が一日を振り返るきっかけに!子どもの成長を促すしつもん術
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取材・文 鈴木智之

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