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2016年9月21日
アヤックスの白井裕之氏が、オランダ年代別代表の分析アナリストに就任!
2016年9月19日。オランダ・アヤックスの育成アカデミーで、ユース年代専属アナリストを務める白井裕之氏が、オランダ代表U-13、U-14、U-15の専属アナリストとしてオランダサッカー協会(KNVB)と正式契約を結びました。
アナリストとは、試合映像からゲームを分析し、自チームの課題抽出や成長度の評価、また対戦相手のスカウティングを行うのが主な仕事です。
白井氏は、サカイクでも下記の記事などでもお馴染みですが、オランダサッカー協会のゲーム分析理論をベースに独自に編み出した「The Soccer Analytics(ザ・サッカーアナリティクス)」という理論を実践しておりアヤックスの中でも高い評価を得ていました。
1977年愛知県生まれの白井氏は、18歳から指導者を始め、24歳のときにオランダに渡り複数のアマチュアクラブのU-15、U-17、U-19の監督を経験。
2011/2012シーズンから、AFCアヤックスのアマチュアチームにアシスタントコーチ、ゲーム・ビデオ分析担当者として入団し、その後、2013/2014シーズンからアヤックス育成アカデミーのユース年代専属アナリストとして活動していました。
UEFAチャンピオンズリーグの出場チームや各国の優勝チームが参加するUEFAユースリーグでも、その手腕を発揮し高い評価を得ており、今回は協会関係者にその手腕を買われた形となります。
▼白井氏の連載記事はこちら▼
■白井氏のコメント:
「この度、ご縁でオランダサッカー協会のナショナルチームにゲーム・ビデオ分析アナリストとして就任することになりました。これまで支えて頂いたクラブのスタッフ、友人、家族、両親に感謝をしたいと思います。クラブレベルとナショナルチームでの違いに苦しむと思いますが、ステップアップの大きなチャンスとして全力で頑張りたいと思います。」
今後はアヤックスでのアナリストも継続しながら、代表チームのスタッフとして活動していく予定とのこと。選手、指導者としても日本での実績がない中、単独でオランダに渡り約15年。その後、10年で世界の名門アヤックスに入り、そして15年で年代別の代表スタッフ入り。着々とキャリアを積み上げてきた白井氏。
選手だけでなく、指導者も海外を目指すべきと言われる昨今において、指導者を目指す若い人たちにとっても素晴らしいニュースなのではないでしょうか。サカイク編集部でも引き続き白井さんの経験談を記事を通して皆さんにお伝えしていけたらと考えています。
239名中、93%の指導者が使ってみたいと回答した白井裕之さんのゲーム分析メソッド「The Soccer Analytics」について詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください!>>
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