サッカー練習メニュー
2016年5月25日
股関節を大きく動かせるようになる!片足インサイド&アウトサイド・リフティング
[村松尚登のいやでもうまくなるトレーニングメソッド・その1]
『サッカー上達の科学 いやでも巧くなるトレーニングメソッド』の著者である村松尚登さんは、少年サッカーのグラウンドでよく見かける「前方向」にしか体を動かせない子どもたちの特徴として、以下の2つを挙げます。
1.股関節が硬く、くるりと反転できない
2.ボールをもった状態で"後ずさり"できない
「反転(ターン)」も「後ずさり」も、自分の背後にあるスペースを有効に使うための動きです。反転は「視界にないスペースを使う技術」、後ずさりは「スペースを広げる技術」と表現でき、前者は元スペイン代表のシャビ・エンルナンデス、後者は元アルゼンチン代表のファン・ロマン・リケルメが得意とする選手の代表例でしょう。「うまい!」と思わず膝を打つような選手は、これらの動きを上手に使いこなします。
日常生活において、反転や後ずさりをする場面は決して多くありません。したがって、これらのプレーに使う筋肉や関節の動きは日常生活でのそれとは大きく異なります。今回は、そうした動きをスムーズに繰り出せるようになるリフティングトレーニングをひとつご紹介します。(コンテンツ提供:株式会社講談社)
■片足インサイド&アウトサイド・リフティング
■足を水平に上げることで股関節を大きく動かせるようになる
片方の足でインサイドとアウトサイドを交互に使いながら、リフティングをします。どちらのキックも足を水平に上げることがコツで、この動きによって股関節を大きく動かすことができます。
両方の股関節を自由自在に動かすことが主目的ですので、利き足だけでなく、苦手なほうの足でもチャレンジしましょう。
このリフティングは、"動き"がとても重要です。まずは「ボールなし」から始めて動きを覚え、ワンバウンド・リフティングからチャレンジしてみましょう。「インサイド→アウトサイド→ワンバウンド」など、組み合わせによって難易度を調整するのも"楽しみながら練習する"ためのコツです。ボールの高さは気にせず、まずは10回連続を目標にチャレンジしてください。
それができるようになったら、ボールを上げる高さを「頭まで」や「胸まで」などに制限して行ってみましょう。
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